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「おかえり母さん」
「ただいま……じゃねぇよ。何があったらンな話になったんだ」
麗音は煙草を中断したこと、そして愛娘が命令によって婚姻を結ばされることにより、かなり不機嫌になっている。
ちなみに、宵蔵が母さんと呼び慕う麗音も男だ。黒い癖っ毛に切れ長の青目、190cm近くある身長。こちらも整った顔立ちをしており、美月同様、それが衰えることはないのだ。
宵蔵は呆れきった顔で、上司に言われたことを簡潔に説明する。麗音は激怒した。あのメロスでさえ、邪知暴虐の王を殺しに行くことすらやめてしまいそうな、それはそれは凄い勢いで。
「ハァ!?ッざけんなよ、ジジイごときが帝夜に婚姻結べとか勝手に言ってんじゃねぇ、屑が!!」
「まあまあ、落ち着いて麗音。社会的に抹殺するのはその後でも良いでしょ」
「父さんも落ち着きぃや」
宵蔵は黒い笑みを浮かべる美月に思わずツッコむ。"姐さん"が居れば、比較的早く落ち着くのに……と、頭を抱えた。
「んで、誰だよ相手。そこら辺の奴等にそう易々とはやらねぇぞ」
「んー、ウチはよう知らんけど、五条悟っていうなんか凄い人らしいで。たぶん姐さんの方がよく知っとるやろ」
「じゃあ照美に聞く?」
「その必要はねぇだろ」
意外にも、止めたのは激怒していた麗音だった。seven starの箱から煙草を2本出し、それをくわえる。ライターで両方に火を点け、煙を吐き出した。
「知り合いのツテで聞いたことあんだよ、結構名が知れてるヤツだ。死ぬほど軽薄だが、ハイスペックの優良物件だってよ。帝夜が良いなら任せても大丈夫だろ」
「……母さんが言うなら」
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柳(プロフ) - よう、レオン久しぶりだなぁ。元気にしてたか?無理すんなよbyレオンパパ&主 (2021年2月15日 18時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 柳さん» 「逆に聞くけどよ、俺がみっくんをやると思うか?みっくんは俺の旦那なンだよ」 (2021年2月15日 3時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - みっくんを旦那に貰おうと思ってます。よろしいでしょうか?(レオン君の反応見てぇ…) (2021年2月15日 0時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 柳さん» 「母さんが嫁になってくれるかは柳ちゃんが一番よくわかっとると思うで?」「僕はかまわないけど……ねぇ?」「な、父さん」 (2021年2月14日 1時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - レオン君を嫁にしたいんですけどいいですか?(((( (2021年2月14日 0時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:匿名希望:我妻さん | 作成日時:2021年1月23日 23時