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少々遅れて2人の姿が見えなくなったが、1分も経たないうちに、人混みに紛れた黒くて背の高い人影を見つけ出した。
「いたぞ伏黒。やっぱあの2人目立つな。デケェし」
「五条先生にいたっては2m近くあるからな」
「バスケめっちゃ強そうだよな」
「バスケやってる姿はまったく想像できねぇけどな」
「同感」
2人は見解を一致させながら、五条と宵蔵の足取りを追う。秋葉原のやや入り組んだ道を、距離を保ちながら尾行するのは、ちょっと重労働だ。
背が高い分、歩幅も大きな五条は特に歩くスピードも速く、人混みの中を離れてついていくとすぐ見失いそうになる。宵蔵も遅れをとってしまう程だ。
次に五条は、中古のオーディオショップへ立ち寄ると、宵蔵と何やら相談しながら紙ジャケットのアナログレコードを物色し始めた。
「伏黒はああ言ってたけど、やっぱ五条先生と宵蔵姉って割とマニアなんじゃねーの?」
「いや、それはねーだろ」
「だってレコード見てるぜ、バッハの」
「クラシックとか興味あるように見えるか?あの人ら」
「いや、オルタナティブ・ロックとか聞いてそう」
「だろ、ぜってーおかしい」
五条と宵蔵はしばらくワゴンに陳列されたレコードをかきわけると、古い洋画BGM集のLP盤を購入して店を後にする。尾行を続けながら、虎杖と伏黒はますます訝しむ。
実は自分達が勝手に違うイメージをもっているだけで、五条と宵蔵のプライベートは割とクラシック趣味なのだろうか、と疑問も浮かぶが、すぐに「それはねーな」と思い直す。
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柳(プロフ) - よう、レオン久しぶりだなぁ。元気にしてたか?無理すんなよbyレオンパパ&主 (2021年2月15日 18時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 柳さん» 「逆に聞くけどよ、俺がみっくんをやると思うか?みっくんは俺の旦那なンだよ」 (2021年2月15日 3時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - みっくんを旦那に貰おうと思ってます。よろしいでしょうか?(レオン君の反応見てぇ…) (2021年2月15日 0時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望:我妻さん(プロフ) - 柳さん» 「母さんが嫁になってくれるかは柳ちゃんが一番よくわかっとると思うで?」「僕はかまわないけど……ねぇ?」「な、父さん」 (2021年2月14日 1時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - レオン君を嫁にしたいんですけどいいですか?(((( (2021年2月14日 0時) (レス) id: b155e22954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:匿名希望:我妻さん | 作成日時:2021年1月23日 23時