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月曜日には、今度はコリン・クリービーが石にされたということが学校中に広まっていた。
それ以来、ジニーは妖精の呪文の授業でコリンの隣の席だったらしく、さらに落ち込んでしまった。フレッドとジョージはそんなジニーを励まそうと毛を生やしたり、おできだらけになったりして銅像の陰から代わりばんこに彼女たちの前に出たが、パーシーに怒られていた。
そして、ミセス・ノリスの時とき以上にAにべったりするようになった。
ハリーも談話室や図書室で二人が一緒にいるところを見ることも少なくなかった。
12月の第三週、玄関ホールの掲示板に『決闘クラブ』に関することが書かれた羊皮紙が張り出された。
「決闘クラブだってよ！今夜が第一回目だ！」
「A、行ってみようぜ！」
掲示板の前の人だかりから出てきたフレッドとジョージに言われて、Aはそれに頷いた。
その晩の8時、三人は大広間に入った。すでに多くの生徒、学校中の生徒が集まっていた。
「誰が教えてくれるんだろう…。」
「あいつじゃなきゃいいさ。」
そんなことを話しながら待っていると、舞台の上に深紫のローブをまとったロックハートが登場した。
その後ろには、不機嫌なスネイプ先生がいる。
「ロックハートだ…。」
「しかもスネイプもいる…。」
「スネイプ先生がいてよかったわ。」
スネイプ先生がいるなら、来たことを後悔することはないだろう。
Aとしてはスネイプ先生が「ロックハートの助手」ということが少々不満だが。
ロックハートの演説が終わると、二人は向き合って一礼した。そして剣のように杖を構える。
「三つ数えて、最初の術を掛けます。もちろん、どちらも相手を殺すつもりはありません。」
「どっちが勝つと思う？」
「スネイプ一択。」
ロックハートが話している間、Aを挟んで双子がこそこそと話す。
「一…二…三…」
二人とも杖を振り上げ、先にスネイプ先生が叫んだ。
「
紅の閃光が走り、ロックハートが舞台から吹っ飛んだ。
数人のスリザリンの生徒が歓声を上げる。Aも小さく「すごい」と呟いた。
これから、ロックハートとスネイプ先生が生徒を二人組にし、実践するようだ。
スネイプ先生が三人の下に来る。
「お前たちも別れなさい。ノーラン、君は…ディゴリーと組みたまえ。」
そう指さされたのは、茶髪のハッフルパフ生だった。
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作者名：Violet | 作成日時：2022年2月27日 18時
