胃袋掴んでしまいまして

小さじ16 ページ16

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「ご飯どこで食べましょうか」




「そこは派手に高級焼肉店だろ！」









学校からの最寄り駅を湿った頭で歩く。









「冨岡先生に聞いてんの！てゆうか、私たちのお財布大切にしてよ!!」









キーキー怒れば、「テメェら仲良いなァ」と不死川先生が呟いた







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「じゃ、駅に18時に集合な！」








「金 下ろしてから来いよー！」と手を振る宇髄に、「‘遠慮’って言葉、辞書で引いてきてね」と睨んでおいた。









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改札を出て混雑する構内を見渡す。すると、黒髪で高身長の男性が目に入った。目の保養にしよう。そう思い、私は近づいた。









「A。」









「...冨岡先生お早いですね。」









アンタかぁい！








私が目の保養にしようとしてたのは、ほぼ毎日顔を会わせている冨岡先生だった。ジャージじゃない彼は確かに格好いい。









彼の隣に立てば、整った顔に見つめらる。








「えっ...どうしました」









「顔が違うな。」








流石、スパルタ教師。メイクに関しては敏感なようだ。









「ええ。調子のって化粧しましたよ。似合わなくてすみませんねぇ」







「そんなに怒んなよ。似合ってるって言いたいんだよコイツは。な！」









背後から現れた宇髄と不死川先生。宇髄はケラケラ笑いながら冨岡先生を後ろから包み込んだ。絡むなよ、腐女子が興奮しちゃうだろ。








「ああ、A愛してる。」






「はぁ！？」









「コイツら既に酔ってんのかァ？」

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