私を輝かせる要素｡2【KZ】

TwentyThree ページ26

Version 黒木
￣￣￣￣￣￣
若武の案内で待ち合わせをしていたカフェに入った


若武：どこだろ？

全員で辺りを見回していると



「探偵チームKZの皆さん、どうぞこちらに。」


聞いたことのない声で呼び止められた

振り返ると、明らかに怪しげな笑みを浮かべた男が佇んでいた


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全員が席に着いた後、男は満を辞したように立ち上がり挨拶をし始めた


わざわざ俺達一人一人に名刺まで渡す勢いだ。





向笠弁護士事務所 代表取締役兼所属弁護士

向笠秀一郎



向笠：ご覧の通り弁護士の向笠と申します。むかさって珍しい苗字だとよく覚えていただけて・・・

若武：挨拶をどうも。ご存知でしょうが、我々が探偵チームKZと名乗っていた者達です。早速御用件を。


若武が先を急かすが向笠はニヤニヤとこちらを見ながら話をすすめようとしない。

嫌な予感がするぞ・・・


思った時にはもう遅く、「ゴンっ」という鈍い音が聞こえてきた



上杉：お話がないようでしたら帰らせていただきますが？僕達は勉学に勤しむ学生ですので。

上杉が立ち上がる




するとその肩を抱きかかえるようにして向笠が立ち上がった

向笠：まぁまぁ落ち着いてくださいよ、数の上杉さん？折角良好になった鋭い眼球からビームが出そうですよ？


耳を疑った




何故上杉の目のことを知っているんだ・・・？


調べたのか？

一体何のために？



様々な疑問が沸き上がり、また上杉はあからさまに怒りを露わにしながら俺達は向笠と名乗るこの男を凝視した

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