壁ひとつのお隣さん【五等分の花嫁】

三玖「一目惚れ、だね。」 ページ5

………沈黙してしまった。
お互いにこの沈黙をどうするか考えているうちにさらに沈黙してしまった。()


？「あの〜、お隣さんですか？」
ふと後ろから声が聞こえた。
『っ！？…え。』
私はその後ろにいた少女を見て動きが止まった。待って、この子さっきの子じゃない？
え、嘘瞬間移動…？なわけ…でも…
私は話していた少女を見直した。ちゃんとここにいる。
え、じゃあこの子は…？


？「あ〜驚かせてしまってすみません。私たち、五つ子なんです。
この子は三玖、3番目で、私は五月です。あと3人は今部屋にいます。」
『へ…？』
私は完全に思考がフリーズした。
…え、五つ子なんてリアルでいるの？お母さんすごすぎない？←
三「驚いてると思うけど本当なんです。信じてもらえませんか？」
『え、信じるも何も完全に思考がフリーズ………』
？「あれ、まだ謝り終えてないの？」


『えっ、ふぇ…ま、また増えた…！！』
五「だから言ったでしょう。私達は五つ子ですと。この髪が長いのは二乃、次女です」
二「人をお化けみたいな目で見て本当失礼よね。まぁ初対面だったらしょうがないんだと思うけど。おとなりさん、はじめてあいましたね？」
『は、はい…』
三「そんなにおばけ見るみたいな目で見ないでくださいよ。」
『す、すみません…五つ子なんてはじめてみたものでして…』
ようやく冷静を取り戻してきた私はいつも通りに普通にしてみせた。
？「みんな遅いよ〜、あ、お隣さんはじめまして！四葉です！」
？「何があったの〜、ってお隣さん！…はじめまして、一花です。」
えっと、一花さんと四葉さん？ってことは長女と四女か。
普通に数字順なのかな。だったら覚えやすくていいけど。
五「あ、あのお隣さんのお名前は…？」
『あー、私ですか？水原ですけど…』
三「下の名前は？」
え、普通名字だけでよくない？最近の子は下の名前も気にするのかな…
『あー、水原Aです。』
五「Aさんですね。覚えました。これからお隣同士、仲良くしていきましょうね！」
三「Aさんって言うんだ…すごいいい名前…」
二「Aさん、Aさん……Aさんって何歳なんですか？」
女性に年齢を聞くのは失礼なような気がするけれど…ま、年齢くらいいいか。減るものでもないし。

『あ、23歳です。』
四「わ〜！歳上だ〜！」
逆に年下だと思ってたの？← まぁいいか…
『そろそろ私中に戻…』
五「また来てもいいですか？」


………え？

四葉「…綺麗な人だったなー」→←フータロー「駄作者からだ！俺のテスト見るか？←」

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