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僕がサッカー界に名を轟かせたのは、ほんの一瞬。だから、彼らのような世界レベルの選手と戦ったことは少ない。

…なのに、彼らが僕の力を求めている。その理由はなんなのだろうと、考えたことは数え切れないほどある。そして、今はっきりと分かることは…



『……無理。』

[「体力落ちたねー、A。」]

[「これに負けたなんて認めたくないんだけど。」]



圧倒的な体の衰え。というか、ただの高校生にいきなりプロと戦えって言っているようなものなのだからこうなるのは当たり前だろう。

散々体を酷使した僕は、芝の上に倒れ込んだ。そんな僕をゲシゲシと蹴ってくるコイツらは鬼に見える。



[「ほら、さっさとシャワー浴びてご飯食べよう?」]

[「そうだな。結局、Aとヤレたのは一日だけか。」]

[『え、もう帰るんだ。』]

[「なにー?寂しいの?」]

[『うん。』]



寂しいとはちょっと違うのだろうが、これからの練習相手を見つけなければいけないのは面倒くさい。いっその事、誰かに連絡するか。

僕がそんなことを考えていると、また彼らが固まってしまっていた。なんだか、今日は様子がおかしい。まぁ、僕には関係ない。シャワーでも浴びに行こう。



[『変な顔するなよ。シャワー置いていくぞー。』]



僕は転がっていたボールを蹴ってカゴにしまった。もしかして、僕が寂しいと言ったことで照れてるのか?いや、さすがにそんなヤワじゃないだろ。

僕はさっさと着替えを持ってシャワー室へと向かった。固まっていた彼らもようやく動き出したようだ。




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そういえば、潔先輩たちになんて説明しよう。案外、僕のことなんてもう忘れて試合のレギュラー入りのこと考えてたりして。そうだったら、僕も気まずくないんだけどなぁ。

というか僕、本当に死んじゃうのかな…今までみたいにギリギリで助かったり…は、しないか。もう発症して10年以上になるし、年々生存率は下がるって聞いたから。



やはり、1人になってしまうと悶々と色々考えてしまう。他の個室に皆いるのだろうか。こんなにも1人が嫌だなんて子供みたいなこと感じたことなかった。



[「A。」]

[『うわっ、びっくりしたー…個室勝手に開ける奴とかいるんだ。』]

[「鍵かかってなかったからね。他の人が来たらどうするの。」]

[『いや〜…なんか癖でね。何かあった?』]

[「別に?ただ、ほらなんだっけ…日本語の…」]

[『…裸の付き合い?』]

[「それ!」]

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すずは(プロフ) - 志希さん» コメントありがとうございます!原作との兼ね合いもあるので、また途中で停止してしまいますが、とりあえずキリのいい所までは頑張ろうと思っています。お楽しみに!! (2月27日 21時) (レス) id: 2f649bb5f7 (このIDを非表示/違反報告)
志希(プロフ) - とても面白い作品です!続きが気になりすぎます( *´꒳`*)更新頑張ってください‼️ (2月27日 20時) (レス) @page6 id: 72017f3ec0 (このIDを非表示/違反報告)
千椛(プロフ) - 続きがとても気になります!!更新楽しみに待ってます! (6月14日 20時) (レス) @page1 id: b4cbcf9e4b (このIDを非表示/違反報告)
すずは(プロフ) - ちかさん» コメントありがとうございます!頑張ります!! (5月18日 21時) (レス) id: 2f649bb5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - すごい面白いです!応援してます! (5月18日 17時) (レス) id: 6418013ee0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すずは | 作成日時:2023年5月16日 19時

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