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僕が本当のことを話そうとしているのが分かったのか、絵心は後ろでスタンバイしていたであろうアンリさんを手招きした。



《お前が何を言おうと試合には出てもらう。それが条件だからな。……何分出れる。》

『…よくて半分。後半か前半か、って感じかな。』

《随分とやる気があるな。》

『それくらい出ないと、お偉いさん方は許さないだろ?ま、できるなら数分でおさらばしたいところだけどな。』

「A?さっきから何の話を…」

《そんなお前に言っておくことがある。アンリちゃん、よろしく。》



いきなりよく分からない話をし始めた僕らに、潔先輩は口を挟んできた。そんな質問を遮るように絵心はアンリさんを呼びつけた。



《Aさん…この前の検査結果が出ました。》

「検査結果?」

《…非常に良くない状態です。この数値で何故普通に立っていられているのかが不思議だ、と医師は言っていました。》

「は?」

《ドクターストップだ。これ以上お前を使うわけにはいかない。》



分かりきっていた言葉。だけど、現実に聞くと少し息が苦しくなった。絵心がここまで言うんだ。本当に危ない状態なのだろう。

しかし、諦めている僕とは反対に、事情を知らない選手たちは首を傾げる。



「ドクターストップって何?A、どっか怪我してんの?」

「さっきと言ってること真逆じゃねぇか!試合に出る出ないの話以前に、出れないのか!?」

《いや、Aには出てもらう。必ずな。でも、その前に1つ聞いておきたい。》

『…何?』



潔先輩たちにとっては突然すぎる話だろう。何が何だか分からない。そんな顔をしていても、話は止まらない。僕はただ絵心の言葉に耳を傾けた。



《半年。》

「え?」

《もし、このままサッカーをしなければお前は半年生きられる。だが、サッカーを続けるなら…リミットはどんどん削られていく。》

「半年?何言ってんだ?なぁ、A。何が半年なんだ?」



話の流れ的に、大体は察しているだろう。でも、受け止めきれないような顔で僕を見る潔先輩。それを無視して僕は続けた。



『…日本に来た時は3年って言われたけど?僕は青い監獄(ブルーロック)に寿命を吸われたのか?』

《分かってたことだろ。サッカーをしなきゃ3年。それを破ったんだから寿命が縮むのは当然だ。》

『まるで死神だな……まぁ、いいや。試合にh((「A…!!」

『!?』

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すずは(プロフ) - 志希さん» コメントありがとうございます!原作との兼ね合いもあるので、また途中で停止してしまいますが、とりあえずキリのいい所までは頑張ろうと思っています。お楽しみに!! (2月27日 21時) (レス) id: 2f649bb5f7 (このIDを非表示/違反報告)
志希(プロフ) - とても面白い作品です!続きが気になりすぎます( *´꒳`*)更新頑張ってください‼️ (2月27日 20時) (レス) @page6 id: 72017f3ec0 (このIDを非表示/違反報告)
千椛(プロフ) - 続きがとても気になります!!更新楽しみに待ってます! (6月14日 20時) (レス) @page1 id: b4cbcf9e4b (このIDを非表示/違反報告)
すずは(プロフ) - ちかさん» コメントありがとうございます!頑張ります!! (5月18日 21時) (レス) id: 2f649bb5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - すごい面白いです!応援してます! (5月18日 17時) (レス) id: 6418013ee0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すずは | 作成日時:2023年5月16日 19時

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