【黒バス】黄瀬涼太の姉は女子最強『華の四皇』の1人

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リコside




『ぷっ、あはははははは！』


高尾くんが顔を歪めている。
涼春ちゃんがお腹を抱えながら笑っている。

誠凛の部員達は、緑間くんの頭のお好み焼きを凝視する。


緑間「……(イラッ)、高尾。ちょっとこい…。」


緑間くんは立ち上がり、無理やり高尾くんを外に連れて行った。


『もう、真太郎ったらそんなに怒んなくてもいいのに。』


誠凛((いや……あれは誰だって怒るでしょ……))


そして緑間くんがひとり店の中に戻ってきた。


緑間「涼春。帰るのだよ」


『ええ。リコちゃんありがとう。色々話せて楽しかったわ。』

「うん！またね、涼春ちゃん」


『…あ。ひとつお願いしてもいいかな？』


「ん？なぁに？」



『テツヤのことよく見てあげてほしいの。
あの子の成長はこれからの誠凛にとって、とても重要な存在になると思うから…。』



急に真剣な表情になった涼春ちゃん。
その表情からは黒子くんを、誠凛を思う気持ちの表れだと思った。


「……うん、わかった。」


『ありがとう。』


そして、緑間くんと涼春ちゃんは店をでていった。



………

涼春side



自転車の荷台には横たわった高尾くんが。

『真太郎、火神くんに助言までしちゃって。よっぽど気に入ったんだね？』


真太郎はお店を出る前、火神くんに大輝の事を教えてあげていた。

このまま誠凛が勝ち進めば、必ず大輝と当たることになる。
それに火神くんと大輝は同じストリートのプレースタイル、真太郎は優しいな。


緑間「それは涼春も同じだろう。」

『ふふ。まあね。』


私と真太郎は並んで帰った。
勿論、高尾くんを乗せた荷台を引いて。

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