エイプリルフールの恋は知っている

その夜 ページ5

〜自分の部屋にて〜

彩(どうしよう)

翼まだ起きてる?翼今から外に出てこれない?

私は窓の外を見た。

家の前に翼がいた。

翼「よっ！

話したいことがあるから公園に行かない？」

彩「良いよ」

〜公園にて〜

ずっと携帯を見ている翼

翼「よし」

彩「ねぇどうしたの？

こんな夜遅くに」

翼「自分の気持ちをちゃんと伝えなきゃって思ったんだ」

彩「気持ち？」

翼「実は俺、ずっとアーヤの事が好きだった

だから…。

俺と付き合ってくれない」

彩「えっ」

〜回想〜

若「クラスの女子に電話で告白して実は嘘でしたみたいなこと良くない？」

翼「まぁでも結構良いな」

〜現実〜

翼「返事はいつでも良い

待ってる

だから…。」

彩「バカにしてるんでしょ

ひどいよ

エイプリルフールだからでしょ」

「これも全部嘘なんでしょ

私を騙してるだけなんでしょ」

翼「なんで…。」

彩「さっきから携帯ばっか見てたじゃん

どうせ若武と連絡してるんでしょ

私を笑い者にして何が楽しいの？

エイプリルフールなんか嫌い」

好きだった人に遊びで告白されたことにショックを受けました。

しかし…。

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