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「何を考えてたんだろう。」








「え、」







「ずっと、死ぬまで。



裕太君は、誰を思って誰を恨み
誰に復讐させたかったんだろう。」









「………っ、」









こんな命日の日に言うことじゃないのはわかってる。









彼と彼の母親の前で
言うべきじゃないことはわかってる。









だけど・・・・・・









「なんで私に近付いて

北海道なんてとこまで連れてって
あんな殺すようなこと……っ、」









「ママ?

ママがないてるよ?」








「ん〜?大丈夫だよ。

ママちょっとね、お腹痛いみたい。」








「え、だいじょぶ?」







「パパとお水入れてこようか。

そんで、お花に水あげよ。」









「うん!」



















しゃがみ、墓石をぼーっと眺める。









「裕太くん。」









どんなに問いかけたって
彼の気持ちが聞こえるわけじゃないし


どうすることもできないのはわかってるんだけど。









最初から最後まで、






必然的に感じたのは私だけなのか……。



















お花と、





きな粉のおはぎを、墓石に置く。



















カレー、ニンジン抜き持ってこうとしたんだけど
さすがにって思って
お母さんと一緒のおはぎにした。



















この先も私の心の中には、


玉森裕太と言う名前と

あの事件のことは一生奥深く眠り残るんだろうな。









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美久(プロフ) - こんばんは、久しぶりにこの作品が読みたくなり読み返しました。更新していた時から読ませて頂いてますが何回読んでもいいなと。悲しい結末なのに、玉森くんの何かが報われたような気がして、感情があったんだなと涙が出てしまいます。フィクションなのに不思議です笑 (2018年11月10日 1時) (レス) id: 2dc4f58c9a (このIDを非表示/違反報告)
涼風(プロフ) - 亜好菜さん» こんにちは!返信遅くなって申し訳ないですm(__)mありがとうございます!ドラマよりなんて恐れ多いです(TT)只今キスマイ全員の主役のミステリー系の作品を考えています。時間はかかると思いますが新作として出すつもりなので楽しみに待っててください♪ (2017年7月1日 16時) (レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
亜好菜 - 凄く面白い作品でした!ドラマより断然面白くて考えさせられる話だなと思いました!また機会があればこういった作品を作って欲しいです! (2017年6月26日 22時) (レス) id: 04448c3f01 (このIDを非表示/違反報告)
涼風(プロフ) - たぁやさん» たぁやさん!こんにちは!いつしか二人でテレビ局の話をしたことが懐かしく思えますね(笑)ゾッとしましたか!?ならよかったです。結構それが目当てだったので←是非お時間があれば他の作品にも足を運んで見て下さい!応援ありがとうございます! (2017年6月4日 23時) (レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
たぁや - 完結おめでとうございます!本当にこの小説おもしろかったです!終わり方もなんだかゾッとしました笑 終わってしまったのは寂しいですがこれからも他の小説など期待してます!頑張ってください(^^) (2017年6月3日 21時) (レス) id: 5415331573 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涼風 | 作成日時:2017年4月25日 21時

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