鬼さんこちら、手のなる方へ。

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ちゃんとした和菓子屋さんへと行き、
そのおはぎを持っていくと
社長は喜んでくれて何とか契約の話もうまくいった。








「じゃあこの持ってきてくれたおはぎ、
食べてもいいかな？」


「あ、どうぞ！
是非きな粉がおすすめです！」






藤ヶ谷君が積極的にそう差し出す。

一度、ここの和菓子屋に来たことがあるらしく
感銘を受けた、そうニコニコしながら話してた。





じゃあ頂くよ。

嬉しそうに社長も口に運び
美味しく味わった時だった。









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「……っ社長！
きな粉は！」









そう、後輩らしい人が駆けつける。









え、って

目の前の社長を見た瞬間
その場が凍り付いた。









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「……ｯｯウグ！…っっ、ゲホｯ
み、みずをっ・・・くれ・・・・・・」









そう言って

倒れた___________









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「あの…っ！すぐに救急車を！」



その後輩の人に言われ、
わかりました！ってすぐに藤ヶ谷君電話してるけど…



私は。。。









『あの社長、大豆アレルギーなんだって』

『え、なんで長谷川さん知ってるんですか？(笑)』

『あそこの社員の深瀬と俺って大学からの知り合いなんだ。
それで教えてもらった。』

『あ、そうなんですね！』

『本人は知らないらしいよ(笑)』

『どういうことですかそれ(笑)』

『だから、今度訪問する時
手土産気を付けろよ。』









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昔、長谷川さんと話した話を思い出した。




やってしまった、って。
思考回路ぐちゃぐちゃになった。









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