鬼さんこちら、手のなる方へ。

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まぁじゃあ今日は簡単なカレーでいっか。って
その具材とお酒とお菓子と・・・

適当に買い物をして家に向かった。







「すいません、なんか俺のために。」


「平気です！
でも私も料理凄い上手なわけじゃないですよ？(笑)
基本中の基本が出来るだけであって。」


「そんな…っ！
十分です！むしろ、その基本中の基本を知りたいから」


「ま、そうですね(笑)」





街灯が照らす暗い道、
ガサガサってビニール袋の音が静寂な空気の中に響く。




「・・・そういえば、桜田さんはおいくつですか？」


「私26です！」


「26！？・・・同い年じゃん」


「えっ！？うそ！」





何、このいきなり年齢が分かった途端
お互い距離が近くなる感じ(笑)

えー！そうなんだー！って顔見合わせて
飛び跳ねてゲラゲラ笑ってるし(笑)





「待って待って今、夜だから(笑)」


「そうだねごめんごめん(笑)」


「俺てっきり年上かと思ってたー」


「え？本当！



・・・ん？
待って、私そんな老けてる？」


「うん。」


「え、」


「うそうそ(笑)！
そういう意味じゃないよ？
大人っぽいって感じ！」





今日、宏光には色気ない。とか子供っぽいって言われたのに
玉森くんの言葉で私はすぐに嬉しくなってしまった。





「でも俺、大人な女性結構好きだよ？」







不意に言われた言葉に
少し胸がドキってなった。















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