検索窓
今日:6 hit、昨日:5 hit、合計:151,421 hit

ページ24

大貴side





何がどうなってこうなったのか。


楽屋に戻ろうと施せば、全力で否定されたのでそのままここに居続けてる。

…けど、隣には膝を抱えて肩を震わせてるAがいて、いつ人が来るのかも分かんないのしなんだか謎の緊張感にソワソワする。




大貴「…いつまで泣くのA〜〜」

『わかんな、…なんで泣いてんのかもわかんない…、』

大貴「…ほらおいで、よしよししてやっから」



Aが泣くって相当だろうし、…最近ツアーや映画のことにプラスして紅白やカウコンとか、色んなことが重なって忙しいのはわかってたけど、みんなそこまで気にかけてなかったから。

今こうして溜まってたものを吐き出せてるなら楽になれるんじゃないか。

…そう思ったんだけど、俺のことはガン無視。



大貴「……なぁA、」

『ごめん大ちゃん、先に楽屋戻ってていいよ、やばいかもしれない…』

大貴「戻れるわけねぇだろぉ…」



顔を上げてくれない彼女に、困ったな、と頭の後ろを搔く。



大貴「よっこらせ、っと…」

『は、や、…大ちゃんやだやめて…!』

大貴「どうせこのまま泣き止まねーんだろ」

『そういうのは、!ファンのこともちゃんと考えて!!』

大貴「考えてるよ」



うずくまってる彼女の前にしゃがんで、パーカーのフードをグイッと前から被せるようにして引っ張れば、すんなりと彼女は俺の腕の中に収まる。

パーカーのフードで隠れてしまった彼女の顔は、どういう表情かはわかんない。




大貴「珍しく抵抗しないのね」

『…っ、んな、余裕っない…』

大貴「はいはいよしよし」



ぽんぽん、と背中を撫でると、もぞりと俺の腕の中で動いたAが「こういうのは、私にやるんじゃないんだよ…」と涙声で小さく呟いた。

…相変わらずだなほんと。








·

3→←へるぷ。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (279 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
706人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 紅一点   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - ぱぴこ。さん» いえいえ…。大丈夫です。了解しました。体調に気をつけて更新、頑張ってくださいね?応援してます(o^o^o) (2019年12月27日 2時) (携帯から) (レス) id: db94f04552 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ。(プロフ) - 梓さん» 返信遅れてごめんなさい!リクエスト大丈夫です!! (2019年12月23日 20時) (レス) id: 443f735227 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リク、大丈夫ですか??こちらでも、結木ちゃんとけーととの絡み見てみたいです。まぁ、ダメなら消してもらって構いません。 (2019年11月21日 22時) (レス) id: 1524a2bcba (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すーさん» 良かったです!!リクは今のところないのでありしだい、よろしくお願いします。 (2019年11月16日 16時) (レス) id: 1524a2bcba (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 梓さん» 認知してます!こちらでもありがとうございます〜!受け付けてますよ! (2019年11月15日 17時) (レス) id: 443f735227 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆら x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年4月29日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。