第８２話(訂正済み) ページ39
重なっていた唇が離れる。
名残惜しい様な、寂しい様なそんな気持ちが胸に残るがそうも言ってられない。
「物足りなさそうな顔をしないで下さい。我慢出来なくなる」
「なっ⋯⋯!!?」
「クフフ、顔真っ赤ですよ?」
顔を隠そうにも、骸に腕ごと抱き締められてるせいか動かせない。
「A」
「っ、や⋯だ⋯⋯見ないで⋯」
今の僕は顔が真っ赤だろう。
前世も含めて男経験は無に等しく、抱き締められるだけで心臓が飛び出そうな位恥ずかしいんだ。
「可愛いですよ、A」
「んんむっ」
啄む様なキスに強ばっていた力が抜けていく。
唇から離れると、額や耳、頬にキスの雨が降り注ぐ。
「くすぐったい⋯」
「僕としては離れたくないですが、やるべき事が残ってるんです。待っててくれますか?」
「っ、駄目⋯!!並中生にこれ以上手を出さない⋯で⋯⋯」
あれ⋯⋯?
視界が歪んで、いく⋯⋯?
「例え、Aの頼みでも聞けません。ーーおやすみなさい」
行かないで、という言葉は泡になって消えた。
閑話休題。
Aに幻術を掛けた骸は力無く自身に寄り掛かる彼女の頬に唇を寄せる。
「必ず、迎えに行きます」
例え彼女が傷付いても、僕にはやらなきゃいけない事がある。これは譲れないのだ。
「骸ちゃーーん?」
「⋯MM」
「やっほーって、男?」
「⋯いえ、彼女は女性ですよ。訳あって男の格好をしていたのです」
「ふぅん」
MMと呼ばれた少女は骸の腕に抱かれるAを見て、嫉妬に近い感情が胸を占めたが愛しそうにAを見つめる骸に何も言えなかった。
「骸ちゃん、この子の事好きなの?」
「⋯幼い頃から想い続けてますから」
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雪兎 - あの///歌の題名教えて65話の/// (2017年10月21日 22時) (
レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
すず@クローム髑髏(プロフ) - 麗菜さん» ありがとうございます!!! (2014年9月13日 14時) (レス) id: 18865a607e (このIDを非表示/違反報告)
麗菜(プロフ) - 歯車が動き出すっっ・・・・と思うとテンションが上がりました (2014年9月13日 14時) (レス) id: d7f20ec1ad (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - ですね-w/ (2014年9月12日 22時) (レス) id: 03b05e44d0 (このIDを非表示/違反報告)
すず@クローム髑髏(プロフ) - トモさん» 立ってますねwww夢主頑張れ…←私が書くんだけどね (2014年9月12日 22時) (レス) id: 18865a607e (このIDを非表示/違反報告)
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