第７２話(訂正済み) ページ28
「この世界にAが居るの?」
「嗚呼。君はこの波動に耐えられるかな」
「⋯⋯耐えるよ。アンタの手には彼奴は渡さない」
男は一人の女の為に命を捨てた。
その命を悪魔に救われた。
男は再び女と会うために、悪魔は世界の為にと契約を交わしたのだった。
そして、場所は代わりイタリア。
男は転生した。波動の苦しみから虚弱体質となり、残虐行為を繰り返しながらひたすら呟く。
「A⋯A⋯⋯何処にいるの⋯⋯」
ボサボサになった真っ白な髪を揺らしながら、今日も少年は少女を探す。
「A⋯待ってて、すぐ会えるから」
幼い頃、彼女が言ってくれた様に君が俺を助けてくれた様にヒーローになりたくて、なりきれなかった少年の話。
閑話休題。
ヴァリアー城で過ごしたAはフィウミチーノ空港へ向かっていた。理由は日本へ帰国する為である。
「飛行機の中で開けてね」
「ありがとう。ルッスーリア」
「いつか姐さんって呼ばせてみせるわ!!」
「一生来ないから安心して」
ルッスーリアとも親しくなれた、と思う。
料理教えてもらったし、僕は基本和食好きだから逆に教えたりした。
「A、またなァ」
「今度は僕と手合わせしてよ」
「剣術はペーペーだろぉ」
「ムッ、僕はやる時はやるよ」
スクアーロとは苦労話の末に愚痴を言い合う事が多い。僕は主に仕事関係とかね、最近爆発ばかりなうえに問題だらけ、書類仕事は倍増し並盛の被害が計り知れないのである。
「A、これ予備のチェーン」
「ありがとう。マーモン、今度は和菓子持ってくるよ」
「ムムッ、僕は菓子で釣れないよ」
「君と一緒に食べたいんだけど」
マーモンとは同じ呪われた同士で親しくなり、幻術も教えて貰った。流石に骸に頼む訳にはいかないだろう?僕のこと一般人って思ってるだろうし。何より今後、僕の幻術が通用するかしないか言われたら確実に通用しなくなる。
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雪兎 - あの///歌の題名教えて65話の/// (2017年10月21日 22時) (
レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
すず@クローム髑髏(プロフ) - 麗菜さん» ありがとうございます!!! (2014年9月13日 14時) (レス) id: 18865a607e (このIDを非表示/違反報告)
麗菜(プロフ) - 歯車が動き出すっっ・・・・と思うとテンションが上がりました (2014年9月13日 14時) (レス) id: d7f20ec1ad (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - ですね-w/ (2014年9月12日 22時) (レス) id: 03b05e44d0 (このIDを非表示/違反報告)
すず@クローム髑髏(プロフ) - トモさん» 立ってますねwww夢主頑張れ…←私が書くんだけどね (2014年9月12日 22時) (レス) id: 18865a607e (このIDを非表示/違反報告)
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