上層部の犬をやってたら審神者になりました【呪術廻戦×刀剣乱舞】 (ページ4)

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３振り目ページ4

瀬戸「三条小鍛冶の名で知られる名工が三条様の祖先にあたります。当時は知られていませんでしたが名工の方々には審神者の力がありました」

『自分の手で作ったから想いが強く自然とその力をということでしょうか』

瀬戸「えぇ。そして子孫の三条様にもその力は受け継がれております。とはいえ何百年も経っていますのでその力は微々たるものだったのですが呪力を融合して大きな力となっているのです」

　俺は呪術界最強と呼ばれる五条悟よりも呪力量が遥かに多い。だが五条の分家である俺が悟よりも力があるなどあってはならない。だから普段は呪力を最低限に抑えている。

　呪力を抑えるということは霊力も抑えている。そりゃ審神者について何も知らないわけだ。

　正直不安はあるが上層部(ここ)にいるよりマシだろう。心のケアともなれば長い期間本丸にいられる可能性がある。こんなチャンスは二度とない。

『分かりました。そちらの任務も謹んでお受けします』

瀬戸「感謝します」

　久しぶりの長期任務。スタートは明後日から。

　急な出張は慣れっこな俺は必要な物を準備して事前に瀬戸さんから貰った刀帳に目を通して刀剣男士の名前を覚えた。