Song9 ページ10
明日もレッスンがあるため５人は帰宅した。私も帰ろうかと思ったけどみんなの、主に隊長の頑張りを見て一つ社長に提案したいことがあって残ることにした。
羽多野「なんや、アヤは帰らんの？」
「社長にお願いというか提案がありまして」
羽多野「珍しいな。どないしたん？」
「彼らの、ドルメンXのオリジナルの振り付けをやらせてください」
羽多野「振り付けを…？」
今まで何度かKirariの振りをやらせていただいたことがあるから初めてではない。それに私がドルメンをかなり気にかけていることは社長も知っているはず。
羽多野「あいつらが昔のお前に似ているからって肩入れしすぎとちゃうか？」
「分かってます。でもやりたいんです」
羽多野「……。分かった。ただし、決めるのはあいつらや」
―河合荘―
「ここか…」
社長に彼らの住所を教えてもらって来たのはいいけど、なんだろう。かなり古いアパート。まぁ宇宙人が侵略目的で地球にやってきてもお金がなかったらこうなるよね。
大家「家賃滞納なので出ていきなさい！」
隊長「も、もう少し待ってください！」
「「お願いします！！！」」
あれ、結構やばい感じ？これじゃ地球征服どころじゃないよね。住むところないホームレスってかなりやばいよ。うん。ここは手を貸しますか。
「あの」
大家「ん？なんだい？」
「いくらくらい溜まってるんですか？」
大家「は？」
「家賃、私が払いますよ」
ヨイ「えっ！？」
「とりあえず払えば問題はないですよね？」
大家「まぁ、そうだけど…」
「今日はもう遅くて銀行閉まってるんで明日持ってきます。なのでこの辺で勘弁してくれませんか？」
大家「はぁ、分かったよ。必ず明日持ってきなよ」
「はい！」
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作者名：すず | 作成日時：2019年9月29日 21時
