標的83 兄妹 ページ4
NO side
並盛のとある高級ホテルの最上階。
「なぁ、いい加減泣きやめよ。」
そう言ったのは、頭にティアラをつけた金髪の青年ベルフェゴール。
その横には涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにした黒髪の小柄な少年、雪代日和がいる。
日和「だって、日向いたんだもん。嬉しかったんだよぉ！」
ベル「相変わらずお前よく泣くよな。」
日和「泣いてねーよ！」
その顔で言っても説得力無いし、さっき泣いてること認めてただろ。
とは思うが、面倒なので言わない。
「でも確かに似てたわねぇ。
アルビノだとは思わなかったけど。」
カラフルなオカマ、ルッスーリアが日和にティッシュを渡しながら言った。
日和「うん。元気そうで、良かった。
あ、でもどうしよう。敵だ。戦わないといけない。
そんなの、僕には無理だ。」
そして、また泣き出す。
ルッスーリアとベルはもう呆れていた。
ベル「こいつ面倒臭いんだけど。」
ルッ「……そうねぇ。」
・・・
綱吉side
ツナ「Aちゃん、大丈夫？」
まさか敵にお兄さんが居るなんて思わなかっただろうし、ショックだったと思う。
貴「うん、大丈夫。」
Aちゃんは笑顔でそう言った。
初めて会った頃より、笑うことが多くなったな。
それはいい事なんだけど、無理してないかな。
なにがあってお兄さんや家族と離れる事になったかとかオレは知らないから、今のAちゃんが無理してるかとかわからない。
Aちゃんに聞くにしても嫌な事を思い出させるだろうし。
ディーノさんなら、なにか知ってるのかな。
でもなぁ。
今は雲雀さんと戦ってるし、あの雲雀さんの事だ。
ディーノさんをこっちに呼び戻したりなんかしたら……。
考えただけでも恐ろしい。
Aちゃんが大丈夫って言ってるし、信じよう。
Aちゃんが母さんに呼ばれたのを見計らってリボーンに聞いて見る。
ツナ「リボーンはAちゃんにお兄さんが居ること知ってた？」
リボ「いや、俺も初耳だ。多分、9代目やディーノも知らねぇ。」
ツナ「そっか……。」
リボ「Aは自分の事は話さねぇからな。
それよりも、明日に備えて修行するぞ。」
リボーンに言われ、山に言って、修行を始めた。
これは、Aちゃんがいつか話してくれるのを待ってるしかないかな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 138人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かなり - ずっと応援していますし、この小説をずっと応援しています！！頑張って下さい！ (2020年7月14日 20時) (
レス) id: 25497abca6 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 初めまして！！私、この小説を読んでいるだけでとても心が救われて、次も頑張ろう！！という気持ちが湧き出てきて、とても楽しく読んでいます！！この小説、止まっていますがどうかしましたか？この小説の続きが読みたいです！これからも体に気をつけて頑張って下さい！ (2020年7月14日 20時) (レス) id: 25497abca6 (このIDを非表示/違反報告)
澄珠(プロフ) - まっちゃさん» ありがとうございます！そんな風に言っていただけて嬉しいです！続きもよろしくお願いします！ (2016年12月28日 22時) (レス) id: cb84d37d8c (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - とても面白いです！最初から一気に読んでしまいました！続きも楽しみにしてます！ (2016年12月28日 21時) (レス) id: 4bdc262c30 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：澄珠 | 作成日時：2016年12月26日 16時
