標的93 ずるい ページ14
ツナside
気付けば体が勝手に動いていた。
目の前で傷付けられて、ボロボロになっていくランボをただ見ているだけなんて、オレには出来ない！
ツナ「目の前で大事な仲間を失ったら……
死んでも死にきれねえ。」
オレは導線を引きちぎって立ち上がる。
ツナ「……いくら大事だって言われても…
ボンゴレリングとか…次期ボスの座とか…
そんなもののためにオレは戦えない。」
そんなものいらない。
こんなのくれてやる！
シュウゥと額の炎が消えた。
ツナ「友達が…仲間が傷つくのはイヤなんだ！！！」
誰かを傷付けて、失って、そんなことしてまで要らないから……。
「ほざくな」
ザンザスが睨んでくる。
それに一瞬怯んだけど、睨み返す。
ザ「……なんだその目は…まさかお前、本気でオレを倒して後継者になれると思ってんのか？」
ツナ「そんな事は思ってないよ…オレはただ……！
この戦いで誰一人仲間を失いたくないんだ！！」
「そんなの……ずるいよ……。」
誰かが言った。
一瞬、Aちゃんの声に聞こえたけど違う。
それよりもちょっと低い。
その声の主はAちゃんのお兄さん、確か、日和くん……だったかな。
日和くんは泣きながら言葉を紡いでいく。
日和「ずるいよ……こっちはもう1人失ってるのに……。」
……あぁ、そうだ。
ヴァリアーは昨日もう1人失ってて、でも悪い奴らだからって、あんなやり方で仲間を消すような奴らだからって、オレは心のどこかで死んで当たり前だとか、思ってた。
でも、そんなことなくて、どんなに悪い事をしてても人には変わりないし、死んでいいなんてこと無くて。
今回だって、レヴィがやられそうになってた時は喜んでたのに立場が逆になった途端に勝負に割って入った。
オレ……最低だな。
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かなり - ずっと応援していますし、この小説をずっと応援しています！！頑張って下さい！ (2020年7月14日 20時) (
レス) id: 25497abca6 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 初めまして！！私、この小説を読んでいるだけでとても心が救われて、次も頑張ろう！！という気持ちが湧き出てきて、とても楽しく読んでいます！！この小説、止まっていますがどうかしましたか？この小説の続きが読みたいです！これからも体に気をつけて頑張って下さい！ (2020年7月14日 20時) (レス) id: 25497abca6 (このIDを非表示/違反報告)
澄珠(プロフ) - まっちゃさん» ありがとうございます！そんな風に言っていただけて嬉しいです！続きもよろしくお願いします！ (2016年12月28日 22時) (レス) id: cb84d37d8c (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - とても面白いです！最初から一気に読んでしまいました！続きも楽しみにしてます！ (2016年12月28日 21時) (レス) id: 4bdc262c30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澄珠 | 作成日時：2016年12月26日 16時
