【REBORN】跳ね馬と少女 (ページ7)

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標的1　来訪者ページ7

今はじぃじに呼ばれてお部屋に行っている途中。

じぃじは僕のことを助けてくれた。

でも、僕はじぃじにたくさん酷いことをしてきたから、僕のこと嫌いだと思う。

それでもいいんだ。

じぃじの部屋について扉を開ける。

貴「じぃじ、なんの、よ...う......？」

じぃじの部屋には知らない人が2人いた。

怖い。怖い怖い怖い。

僕は怖くてじぃじの所へいって足にしがみついた。

貴「じぃじ、この人達だれ？」

じぃじ「この人はこれからAちゃんと暮らす人だよ。」

なん、で？

僕はずっとここに居るんじゃないの？

また、捨てられちゃうの？

貴「いやだ。ここ、いる。
じぃじは僕のこと、嫌いなの？」

じぃじ「そういうわけじゃないよ。
私はAちゃんにはここに閉じこもってるんじゃなくてもっと外の世界をみてほしいんだよ。
それに彼は優しいから大丈夫だよ。

ディーノ君、自己紹介してあげて。」

？「はい。
俺はキャバッローネファミリーのボス、ディーノだ。
よろしくな、A！」

優しい。

確かにそうかもしれない。

でも、そんな簡単に怖い気持ちが無くなるわけじゃない。

じぃじ「すまないね。やはり過去にあったことは無くしたり出来ないからね。
ゆっくりでも、人と話せるようになってくれたら私は嬉しいよ。」

ディ「そうですね。

A、俺と一緒に来てくれるか？」

そう言ってディーノさんは僕に手を差し出す。

この人のことは、まだあんまり信用できない。

でもディーノさんは、多分いい人。

じぃじみたいに。

この人のところなら、行ってもいい。

僕はゆっくりと頷いて、手をとった。

ディ「よし！じゃあ行くか！」

貴「う、ん。
じぃじ、今までありがとう。」