【REBORN】跳ね馬と少女 (ページ42)

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標的35　お礼ページ42

モニカside

貴「お菓子の作り方、教えて。」

突然、Aちゃんがそんなことを言ってきた。

モニ「いいけど、どうして？」

貴「ディーノさんに、いっぱいお世話になってるから、お礼したい。」

とのこと。

こんな可愛い理由なら協力してあげないとね。

それに、Aちゃんから頼ってくれたのなんてこれが初めてだと思うし。

モニ「それで、なに作るの？」

貴「……わからない。」

なに作るのか決めてるのかと思った。

だったら、初めてだしあんまり難しいのより簡単なものがいいよね。

モニ「じゃあ、クッキーにする？」

クッキーなら簡単だし失敗することも無いと思うし。

貴「うん。」

モニ「よし、材料買いにいこうか。」

嬉しそうに部屋に出かける準備をしにいくAちゃん。

本当に可愛いわ。

準備できたAちゃんと街へ行く。

モニ「どんなクッキーにしたい？」

貴「美味しいやつ。」

うん。まぁ、不味いの作って渡すわけにはいかないけどね、美味しいのを作るのは当たり前だから。

ここも私が決めちゃっていいのかな。

お店に入って必要なものを探す。

薄力粉とバターとグラニュー糖に卵、一応ココアパウダーも買っとこうかな。

クッキーを作るのに必要最低限のものを手にとっていく。

初めてだし、あまりややこしいよりシンプルな方がいいよね。

Aちゃんはあまりこういうところに来たことがないのか回りをキョロキョロとみている。

モニ「なにか欲しいものとかある？」

貴「ない。」

モニ「じゃあ、もうお会計済ませるね。」

そして、お会計を済ませたら屋敷へ戻って準備を始めた。