【REBORN】跳ね馬と少女 (ページ40)

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標的33　謝罪ページ40

ディーノside

あのパーティーから数日。

Aになんか避けられてる気がする。

食事のとき以外部屋からは滅多に出てこないし、声をかけても「やることあるから。」と部屋に戻られる。

俺、なんかしたか？

全く心当たりがない。

最近はちょっと心を開いてくれたと思ったんだけどな。

今日はパーティーでAと一緒にいた男の子とその親が来ている。

「この度は息子がご迷惑をおかけしました。」

ディ「いえ。Aを呼んできますね。」

出てきてくれるだろうか。

ディ「A、パーティーの時の男の子が来てくれてるぞ。」

すると、ガチャッと扉が開いてAが出てきた。

Aをつれてさっきの部屋へ戻る。

部屋に入ると男の子の父親が一瞬不快そうな顔をした。

ユーリ「あ、A！
この前はごめんなさい！」

貴「……ユーリくん、悪くない。
僕が、悪い。ごめんなさい。」

ユーリ「うん。じゃあ、このお話は終わり！」

貴「うん。」

どうやら、子ども達の間で解決したらしい。

「終わったか。
じゃあ、さっさと帰るぞ。」

明らかにさっきと違う態度。

「アルビノとか聞いてない。知ってたらわざわざ謝罪になんかこない。」

そう言いはなってユーリの手を引いて出ていった。

そういうわけか。

アルビノに対してよく思っていない人は少なくない。

パーティーにもいたはずだ。

そこで恐らくなにかあったんだろう。

Aは今にも泣き出しそうだ。

貴「……ごめんなさい！」

そう言って走っていくAの手を掴む。

俺を避けていた理由もなんとなくわかった。