【REBORN】跳ね馬と少女 (ページ39)

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標的32　悪いのはページ39

また、ディーノさんに迷惑かけちゃった。

ユーリくんからはやく離れてディーノさんのところに戻りたかったけど、ユーリくんが手を繋いで離してくれなかった。

「あの子の容姿、アルビノよ。」

「やだわ。誰がつれてきたのかしら。」

不意にそんな会話が聞こえてきた。

ボンゴレやキャバッローネに居たときは忘れてたけど、僕は普通じゃない。

みんなに嫌がられる容姿なんだ。

じぃじやディーノさん達が優しいだけ。

そう考えたら、泣きそうになってきた。

ユーリ「え、なんで泣くの？
泣かないで。ごめんね。」

ユーリくん、悪くない。

僕が一緒にいたら、ユーリくんも嫌われちゃう。

貴「……離して。」

ユーリ「あ、ごめん。
ごめんなさい。」

なんで、謝るの。

悪いのは僕なのに。

気がつけばユーリくんも泣きそうになっていた。

そこへ、ディーノさんが来た。

来てくれたのが嬉しくて、抱きついてしまった。

でも、僕といたらディーノさんまで嫌われちゃう。

僕のせいでそんなことになったらダメだ。

これ以上、ディーノさんに迷惑をかけたらダメだ。

これから、ディーノさんやモニカさんとは、距離を置こう。

それが、僕が唯一迷惑をかけない方法だから。

今までごめんなさい。