【REBORN】跳ね馬と少女 (ページ19)

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標的13　服ページ19

モニ「それでは、行ってきます。」

貴「......行ってきます。」

ディーノさんにそういってキャバッローネの屋敷を出る。

街に来た。

モニ「Aちゃん、なにか欲しいものある？」

貴「ない。」

モニ「そっか。
あ、この店入っていい？」

それに対して頷く。

その店は服をたくさん売っていた。

モニカさんは、服を選んでいた。

サイズが、モニカさんには小さいと思うんだけど。

モニ「Aちゃん、これ着てみて。
絶対似合うと思うんだけど。」

貴女「......え？」

モニカさんは僕に選んだ服を持たせて半ば無理矢理試着室に入れられた。

モニ「着れたら呼んでね。」

渡された服はシンプルな赤のフリルワンピース。

仕方がないから着てみる。

どうしてサイズがぴったりなのかは気にしないでおこう。

貴「......着れた。」

モニ「やっぱり似合うわね。
次はこっちも着てみて。」

次に渡されたのは黒のミニワンピース。

......さっきのよりも丈が短い。

こちらも着てみる。

モニ「Aちゃんはなに着ても似合うわ。」

それからしばらくモニカさんが着せ替え人形みたいになってた。

そして、僕が試着した服は全部買ってた。

いつの間に選んだのかわからないけど、モニカさんの分もしっかりと。

僕のは買わなくて良かったのに。

モニ「つぎはどこの店に行こうかな。」

貴「あの、僕のまで買わなくていい、から。」

モニ「なに言ってるの。
それじゃ二人で来た意味ないでしょ。
あ、お金なら心配しなくても良いわよ。」

貴「でも......」

モニ「そんなに遠慮しないで。
Aちゃんはまだ子どもなんだから甘えていいんだよ。」

そう言ってモニカさんは僕の頭を優しく撫でてくれた。