【REBORN】跳ね馬と少女 (ページ17)

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標的11　やっぱり、みんないい人ページ17

わかってる。

ディーノさんの行動全部が僕のためだってわかってる。

泣いちゃったのは怖くて、びっくりしちゃっただけ。

嫌いになんか、なるわけない。

どうして、僕のためにこんなことしてくれるのかは、モニカさんの話を聞いてもわからなかったけど、僕のためってだけで嬉しかった。

そっと、扉を開けるとモニカさんが座っていた。

そして、僕のことをみて、ふわっと微笑んだ。

貴「あの、ね......ディーノさんのこと、嫌いに、なってない。」

モニ「うん、そっか。」

貴「ディーノさんと、お話......しないと。」

モニ「じゃあ、ボスの所へいこうか。」

貴「うん......！」

僕はディーノさんの居場所はしらないからモニカさんについていく。

と、そのとき、

モニ「あ、ボス。
ボスから来たんですね。こっちからも行こうとしてたので丁度良かったです。」

ディーノさんが来た。

ディ「あぁ。A、これ。
悪かったな。返すよ。」

ディーノさんの手に持たれていたのは小刀。

貴「ありがとう。
えっと......僕も、ごめんなさい。」

小刀を受け取って、頭を下げる。

ディ「いや、Aが謝ることじゃない。
それで絶対に人を傷つけないって約束してくれるだけでいいんだ。」

貴「うん。約束、する。」

モニ「良かったね、仲直りできて。」

本当に、良かった。

やっぱり、みんないい人。

最初、じぃじに言われた時は不安だったけど、大丈夫そう。

これから、楽しみ。