【REBORN】跳ね馬と少女 (ページ14)

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標的8　鞄からページ14

ディーノside

Aの鞄からでてきた小刀。

なんで、Aがこんなものを持ってるんだ。

貴「それ、大事......だから...かえ、して。」

て、言われてもな。

いつから持ってたんだ。

鞄はここにくるまえから持ってたから、9代目は知ってるのか。

ならなんで持たせたままなんだ。

刃が15cmほどでこれでも十分人は殺せるし、扱い方を教えたわけでもなさそうだ。

9代目に聞いてみるしかないか。

これをどうするかはその返答次第だ。

泣きそうな顔でこちらを見てくるA。

言いづらいんだが、厳しくしないと。

ディ「これはしばらく預かる。」

すると、泣いてしまった。

そんなに大切なものなのか？

そのままAは部屋へと戻ってしまった。

ちょっとは心を開いてくれたかと思ったが、これじゃ嫌われたな。

「ボス、こんなとこでそんなもの持ってどうしたんだ？」

ディ「あぁ、ロマーリオか。
いや、Aの鞄から出てきてな。」

話しかけてきたのはロマーリオだった。

ロマ「へぇ、あの嬢ちゃんが。」

ディ「預かるって言ったら泣かれて。
とりあえず9代目に確認とってみる。」

ロマ「ボスでもそんなことあんだな。」

ロマーリオはまるで他人事かのように笑ってる。

笑い事じゃねーよ。

ディ「Aのことはモニカに頼んどいてくれ。」

ロマ「おう。」

ロマーリオの返事を聞き、9代目に電話をしにいった。