53話。 ページ6
みさ「…こっち人数足りてる？」
臨「どう見ても足りてねーよ」
みさ「だよねえ」
サッカーで勝負をつけることとなり、人数確認。
明らかにこっちが少ない。
白鹿組は揃ってるのに、こっちはあと3人。
人数的にも不利ですけど。
ﾌｪｲ「そこは僕がデュプリを出して、」
木下「こいつらを入れればいいだろう」
ﾌｪｲ「…え？」
フェイの言葉を遮った藤吉郎さんは
太助くんたちを指差してそう言った。
…太助くんたちって、サッカーできるのかな？
木下「人数が足りんよりはいいじゃろ」
みさ「それはそうですけど、」
臨「…俺外されたりしねぇ？」
みさ「えっ！？臨ちゃん試合出ないの！？」
臨「いや俺は出たいけども…」
臨ちゃん出てくれないとかあたし嫌だよ。
神童「安心しろ。流石に2人とも外さない」
みさ「いえーい」
臨「よかったあ…」
ほっ、と臨ちゃんが安堵の息をついた。
.
それぞれのチームがポジションについた。
ところで、助けられる側の太助くんたちが
試合に参加するってのは誰も突っ込まないのかな？
ちなみに今回のポジションはMF。
太助くんは、剣城くんとツートップだよ。
臨ちゃんはDFかな。
ホイッスル…じゃなくて、ホラ貝の音が
響き渡った。
ホラ貝なのか…。
剣城「行くぞ」
剣城くんがボールを蹴って、試合開始。
ところが太助くん、ぼーっと突っ立ったまま
周りをキョロキョロしてる。
天馬「太助、上がるぞ！」
太助「あがるって、どこに？」
小首を傾げて見せた太助くん。
その様子をみるに、
ルール分かってないんですかね…！？
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作者名：涼風すず、手毬。
| 作者ホームページ：＼(゜ロ＼)ココハドコ? (／ロ゜)／アタシハダアレ?
作成日時：2014年8月26日 19時
