【イナズマ】 mondo impigliato 2 【コラボ】 (ページ36)

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83話。ページ36

で、先ほど神童と霧野を間違えていらしたジャンヌさん。心配り、と称して飴をくれた。

すごく美味しい。もう一個ちょーだいっ。

みさ「飴玉おいしいねぇ」

臨「ああ……まあな」

臨ちゃんと話しながら、コロコロと口の中で飴玉を転がす。どうやって作るんだろう、飴。今度調べて、一郎太に作ってあげようかなあ。

ｼﾞｬﾝﾇ「あ、あの！」

飴玉を味わっていると、ジャンヌさんが突然声を上げた。

ｼﾞｬﾝﾇ「私たちと一緒に来てくれませんか……？」

小首を傾げて、ジャンヌさんがメガネを直す。

揺れる金髪が、日の光に輝いた。

「！？ジャンヌ、何を言って……」

ｼﾞｬﾝﾇ「こ、この方たちはきっと……神のお使になった方たちです！」

「はぁ！？」

なんと、あたしたちは神の使いらしい。

まあでもあたしは……クロトさまの使い？
いやいや、それはヴァンだよね？

.

みさ「あれ、来ちゃった」

天馬「なんとかなりましたね！」

みさ「天馬くん楽観的だなあ」

臨「お前もな」

何故だかジャンヌさんの言葉どおり、あたしたちはヴォーグルールへと招かれることに。

なんで？いいの？？

ﾌｪｲ「とにかくは、ミキシマックスのチャンスも探らなくちゃいけないね」

菜花「でも…あのジャンヌさんとミキシマックスして、強くなれるんかなあ」

ごもっともな黄名子ちゃんの言葉に、空気はどよーんと重くなる。そうだよねー、強くなれそうにないよねー。

でもあたしは、ジャンヌさんリスペクトしてるから。英雄だって信じてるから！！

天馬「とりあえず、練習しませんか？」

重たい空気を吹き飛ばす明るい声が、ボールをもつ天馬くんから発せられる。

ここでもサッカー？
時代的に大丈夫なの？？

ーー

遅くなってごめんなさい……。