**。・-桜、咲く君。・**-【after word】｡:+*be in full blooming love｡:*+:｡

○O*.｡2 ページ10

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事の発端は

とあるお昼休みの

『盗み聞き』だった。


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『雅紀…行ってるかな…』


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月に一度の委員会招集で遅れたあたしは

急ぎ足で教室へお弁当を取りに戻っていた。


今日は確か体育館裏の階段で待ち合わせのはず。

結構伸びちゃったし…先に食べてるといいけど。


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『、ふぅ…やっと着いたー…』



和『え、あのクリスマスから一度もしてねーの？』

翔『新学期入って、進級して…本当に？相葉くん』

潤『…マジかよ』


雅紀『ぅ……』


『っ！？』


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突如、耳にするカレと自分の名前に

あたしは思わずドアの後ろに隠れる。


そっと中を覗けば、

3人の友人に取り囲まれた

ちょっと赤面の雅紀がいた。


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何であんなに赤くなってるの？

一体、どんな話を……


聞き耳を立てる。


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潤「彼女ありで約半年経過してキス１回って…んなこと、有り得えんの？」


「！？？」


き、キス！？



和「あなたってそんな恋愛にウブなヤツでしたっけ？

俺が見る限り、the肉食だと…あ、翔ちゃんには負けますが」


翔「うんうん、相葉くんは俺のようにガツガツいく…

って、ニノ！！俺はいつから肉食系男子になったんだよ！？」


…話が大体見えてきたわ。

だから、これ以上チャチャ入れるな2人。


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雅紀「俺だって本当はしたいよ？もっともっと…美佳さんに触れたい。

抱きしめて…いっぱいいっぱい、…ギュッて」



雅紀のヒシヒシとした口調が

胸の奥に伝わって、苦しくなる。


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和「そこまで思ってんなら、どうしてしないんだよ。

俺なんか毎日、Aにしてるけど？」


翔「…ニノ…」


雅紀「想ってるからだよっ！！」


和「はぁ？クリスマスはやったクセに、」


雅紀「あれは…玉砕すると思ってた告白が上手くいって、聖夜の勇気っていうか…

普段の俺はピュアなの！ニノみたいにAちゃんにぶちゅぶちゅなんか出来ないんです」


和「意味分かんねー…」


潤「…同感」



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雅紀「…もっかい、したいなぁ…美佳さんと…」


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カレのこの呟きを聞いて、あたしは決意したの。


付き合って2回目のキスを

私から…絶対、成功させてみせるんだって…


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○O*.｡3→←○O*.｡あたしのカレはピュア男。【all mika's side】

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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