12.大規模侵攻�� ページ15
とりあえず本部に戻り、忍田さんへと通信を繋げる。田中さんからある程度話を聞いたとはいえ、田中さんの情報はかなり前のものだ。状況が変わっているに違いなかった。
「もしもし、こちら七瀬！只今メディアの仕事から戻りました！現在の状況は！？」
「トリオン兵が複数、人型近界民が数名いる！七瀬は出水がいるところへ向かえ！」
「七瀬、了解！柚宇さん、転送お願い！」
「おっけー」
忍田さんの指示に従い、いずみんがいるというところへ転送する。何かあるのだろうか、それとも単に隊として動きやすいから？
いやでも…
「太刀川さんがどこそこ行ってるだろうから後者はないな」
うんうん、絶対前者だ。
「って、終わってるじゃんか〜！つまんな」
「開口一番それかよ、てか今までどこ行ってたんだ」
「へ、言ってなかったっけ、メディアの仕事」
鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしたいずみんを置いて、スタスタと足を早める。
七瀬さん暇なので何かしたいんです。ええ、今とっても気分がいい。なんたっていずみんのおもしろい顔が見れたから。
「よし、決めた！迅さんのとこ行く」
「はぁ！？！？」
「いいなー！！」
迅さんの名を出した瞬間に緑川がこちらを向く。
本当に迅さん好きなのな、こいつ。
「A級3バカは3人で仲良くしてて！私は頭いいのでカテゴリーから外れるし、ちょうどいい」
「…お前ほんとそういうとこ直さないよな」
米屋からは呆れられるが、テスト前に泣きついてくるのはお前だろー！というのは胸に秘めておこう。緑川も同じようなものだし。
「んじゃ、頑張って」
そういって私は駆け出した。トリオン体だと足が速くなっていいね、まったく。
「やあやあ迅さん、もしかしてグッドタイミング？」
「うん、超タイミングいいな、さすが七瀬」
迅さんの元に来れば、敵だと思われる人型近界民2人と、白頭がいた。いや、白頭って。ヤンキー？
「んで迅さん、そこの白髪ボーイは？」
「遊真だよ、あの黒トリガーのね」
「なるほど、遊真、入隊おめでとう
お姉さんも君の入隊に一役買ったんだぜ」
そういえば、少年は「嘘はついてないみたいだな」といった。…ふんふん、なるほど？
「サイドエフェクトか、嘘を見抜くって便利でいいね、遊真」
「あんた、頭いいな」
「ははは！なんたって太刀川隊唯一の頭脳ですから！」
あながち間違いではないと思う。
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あんどー(プロフ) - 、さん» すぐに外しました！最初は外していましたがどうやら誤ってつけたままだったようです！申し訳ございません！ (2018年2月2日 17時) (
レス) id: 50627c7d02 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さい (2018年2月1日 16時) (レス) id: 8e60189fd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんどー | 作成日時：2018年2月1日 15時
