こんな日常。 ページ2
A side
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朝だ。
…………くそねみい。
「……A、起きて」
「…あとにふん……」
「ダメ」
そう言って布団を剥がされる。
見慣れたプリン頭が見えた。
「…ねむ……」
「早く着替えて。寝ないでね」
「うぃっす…」
眠りかけながらいつも通りのジーンズとパーカーに。
今日は…11時だったかな。
研磨は昼からだっけ。
「ジャムにする?なにもつけない?」
「バターだけ塗る…」
「ん、じゃあはい」
「さんきゅ…、ねむ…」
私と研磨は付き合っていて、同棲している。
朝と昼は研磨が作ってくれる。
夕食は私が頑張っている。洗濯とかも。
掃除は…一緒かな。あんまりしないけど。
部屋は別々。見られたくないものあるし。
「そういや、研磨今日いつだっけ」
「お昼から」
「そっか…私は食って少ししてから行くかな。
あ、お昼なに?」
「お楽しみ」
研磨のお弁当、美味しいんだよなあ。
……にしても、あの研磨がご飯作ってくれるのすげえな。
…いや、私が料理ほとんどできないから仕方なく、って言ってたけど。マジで美味いんだよな。
「…あ、そういえばドラクエ、予約した?」
「うん」
「私もしたから、発売日取りに行こう」
「…その帰りにゲーセン寄っていい?」
「じゃあ、駅前のゲーセン行くか」
そういや、イヤホンも壊れたんだよな。
ついでに百均で買うか。
「ごちそうさまでした。
…あ、研磨。食べ終わったらテトリスやろ」
「……また負けるのに?」
「今度は勝つ」
「…ふふ、いいよ」
よーし、じゃ準備しよっと。
3DS…うん、充電終わってる。
「…ごちそうさまでした。やろっか」
よし、今度は負けねえ。
.
「っ、あ、!!待ってそこダメっ、…っあ〜!!」
「…まだやる?」
挑戦的な目。
あー、くそ…でももうそろ行かなきゃな…。
「…時間だからもう行く。くそ、やっぱ強いな…」
「いってらっしゃい」
「ん、いってきます」
手を軽く振ってリュックを持つ。
しっかり鍵を閉めて、大学への道を急いだ。
.
.
「よっ、A」
「おはよ、A」
「はよ、恋李、ルイ」
…毎回私が真ん中だな。
真ん中嫌なんだな、お前ら。知ってたけど。
「A、このあと時間ある?」
「あー…あと二つ講義ある」
「私も!!どっか遊びに行こっ!!」
「ルイは?」
「サークルあるから無理」
……どこ行くんだろ。
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海石榴《ツバキ》(プロフ) - 今更感すごいですが、完結しましたね。お疲れ様でした!今日読んで今日ハマって今日読み終わりました!とても面白かったです! (2019年12月23日 23時) (レス) id: 906a0c9fbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スアール | 作成日時:2019年1月7日 11時