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喉につかえた「もういいよ」 ページ8
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知ってるんだ君が今何をしてるのかも
あの時間だけ私にメッセージをくれる君
もう知ってしまったんだ
君がその腕に誰かを抱いていることも
誰かが君からの愛を受けていることも
見るべきじゃなかった
あの日道に迷わなければ
君を知らない無垢のままでいられた筈なのに
誰かの腰に手を回す君
誰かを見て薄く微笑む君
見たことなんて無い
私の前でいつも君は無表情で
そんな顔知らなかった
まるで君が別人に見えたんだ
もういいよ
やっぱり私は【都合のいい女】でしかなかった
私がたまたま"深淵"を引き付けしまう体質だったから
手元に置けるならどんな関係でも良かったんでしょ？
"愛"なんて初めから無かったんだ
［それならばもういいよ］
が今日も言えないや
履歴に残らないような囁きはもう要らない
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作者名：水夜 | 作成日時：2023年1月16日 11時
