ぶっっっっっっっっっっっっ ページ11
「…ん、」
起きたら
『……』
Aの顔が目の前にあって
「…なんや、天使か……」
可愛い…
お「わふっ？」
「お前ちゃうわ」
お「ヴヴヴ…」
朝から威嚇してきた
低血圧か？
「…うしっ」
可愛い彼女のために飯でも用意するか
Aを起こさんようにゆっくり起き上がって
「…」
Aのほっぺにちゅーしようと思ったけどおもちのせいでできんくて
仕方なくキッチンに行った
Aside
ピピピ…
『ん』
最初のピピピで目覚ましを止める
お「わんっ」
『おはよう』
…まだ眠いな
でも今日も仕事や
ラニーも出るし……
『…あれ？』
すーは？
帰ったんかな
早いな
『…おもちご飯食べよ』
おもちを抱っこしてキッチンに向かう
洲「あ、おはよう」
『…おはよう』
…帰ったんじゃなかったんや
洲「朝起きて最初にAにおはよって言えるとかここは天国やな」
『は？』
洲「一緒に住む？」
お「わんっ！！！」
めちゃでかい声で吠えるおもち
お「ヴヴヴヴヴ〜…」
…めっちゃ嫌がるやん
『おもちが嫌やって』
洲「俺はAに聞いとんやって！」
『ほ〜』
朝ごはんが並べられたテーブル
洲「A！ちゃんと答え『朝ごはんありがとう』えっ、あっ、うんっ！」
椅子に座ると、向かいの席にすーも座る
洲「…ってちゃうやん！ごまか『あ、おもちのご飯』…」
すこし柔らかめのドッグフードをお皿に出して、おもちが食べるのを見守ってから席に戻った
洲「……」
『どうしたん、ぶっっっっっっ……』
洲「………」
『……』
洲「…」
『…』
洲「…えっ？」
『……っさいくな顔して』
洲「そんなためんでよくない？！」
『いただきます』
洲「あ…どうぞ…」
すーも自分でいただきますって言って食べ始める
洲崎side
拗ねとんやからな？！
何やねんぶっさいくって！！
『…ええんちゃう？一緒に住むの』
Aが突然そう言った
「えっ？！」
『付き合ってからやったら』
「えっ？！それって…」
『別に私とって意味じゃないけど』
「…照れんなって〜」
『私表情筋動かしてないんだけど』
『ごちそうさま』
「ん」
『洗い物は私がするから。出てく準備しなよ』
「…なんか寂しいな〜、その言い方」
『お互い朝から仕事やろ？』
「そうやけど〜……」
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作者名：まなか | 作成日時：2020年5月9日 11時
