☆ hero　☆　ーー　ヒーロー　－－ (ページ4)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:603 hit

train/電車ページ4

僕は電車へ乗り込む

通勤ラッシュやら通学ラッシュやらで混んでるけど。

僕は席が空いていないのを確認してから、ゆっくりと手すりに手をかけた。

僕がヘッドホンで聞いてるのは「only my railgun」という曲だ。

とてもカッコいい曲だと思う。クラスの人には古いって言われるけどね・・・

曲がサビに差し掛かった時、僕は電車の上の方にある空間ディスプレイに写る映像(ニュース番組)に目をやった。

そして、曲を一時停止してヘッドホンを外しそのディスプレイの画面を凝視した。

女性アナウンサーがニュース原稿を読みあげている。その下にはこんなことが書いてあった。

「ヒーロー1人が瀕死状態。」

女性アナウンサーはすらすらと内容を言う。

女性ア：昨日深夜未明、東京都○○町2-13-6でヒーローが倒れているのを近辺住人が発見。すぐに１９９番通報しましたが、すでに瀕死状態だったそうです。ヒールのアストーの犯行の可能性があるとして、警察は調査を進めています・・・

なんとも苦々しい顔で読み上げているんだろう。

アストーとは、突然ヒーローを襲い瀕死状態にしてしまうという何とも残虐な犯行をしているヒールだ。

女らしい・・・・というのが第一発見者の一言目だった。

でも、僕には１つ引っかかってることがある。

「なぜ、アストーは瀕死にはしても決して殺さないのか」

「そういうポリシーがある」「殺すまでの能力がない」

僕の考えはいつも頭の中をぐるぐると廻る。

そう考えてると、電車のアナウンスが聞こえてきた。

電ア：次は～～電羅都市～～電羅都市～～

僕は急いで定期券を用意する。

そしていつもの電羅都市駅のホームに降りた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「only my railgun」聞いてみてください！