意地悪してみただけ３ ページ50
【国見side】
次の日
学校に着くと教室はいつもと違って少しザワついてる
めっちゃタイプとかいう声が聞こえてくるから、最近流行りのアイドルの話でもしてるのかと思ったけど
クラスの男子の目線の先にいるのは、Aだ
『あ、英！おはよう！』
俺を見つけるなり席から立ち上がったAはポニーテールで、いつもよりスカートが少し短いような…
「なに、イメチェン？」
『英の好みにアレンジしてあげんたんだから感謝してくれてもいいよ』
とか言ってドヤ顔してるけど
「ちょっと、」
『え、なに！？』
思わず、Aの手を引っ張って教室から連れ出す
『どうしたの？』
「そっちこそ」
『私はさっき言ったじゃん』
そう言って、どう？？と嬉しそうに聞いてくる
確かに、雑誌の子に寄せたのは分かるけど
「いや…実はさ、昨日のやつ、テキトーなんだよね」
『昨日のやつ？』
「そ、雑誌」
Aは少しフリーズしてから、状況を理解する
『…え、まって、テキトー！？』
こんなことになるなら、変な意地悪しなければ良かった
てか、今からAが注目されるとか面倒くさすぎるから
「もうその格好やめて」
『え！？』
「…これ、ほどいていい？」
俺は髪ゴムに手を伸ばす
Aはニヤニヤしながら
『私の美しいうなじを他の人に見られたくないんでしょ？？』
とか言ってきたけど
「だったら、なに？」
もう言い合う余裕とかないし
「可愛すぎて焦るからやめて」
『え、、』
「今回はテキトーなこと言った俺が悪いけど」
『待って待って、怖いよ？？』
いや、なにが
『英、誰かに脅されてんの……？急になんでそんなに素直なわけ？？』
いや、
「こういうことされて、Aがモテまくるよりは、素直になる方がマシ」
『いやいや、モテまくるなんて大袈裟な』
そう言って笑ってるAは日頃からそれなりにモテてることに気付いてないな
『え、じゃあさ……女子力皆無の私のままでもいいの？』
なにそれ
「でもいいというか、そのままがいいんだけど」
そう言うと、何故か俯くA
『英……』
「ん？」
俯いた顔を覗き込もうとした時
『………好き』
上目遣いってやつでそんなこと言ってくるもんだから、
思わずまた意地悪したくなったけど
「うん、俺も」
今日はやめとくか
終わり
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赤羽 - もっかい読みに来た (4月24日 18時) (
レス) id: fb7eac3486 (このIDを非表示/違反報告)
メル(プロフ) - すきいいええええええ、、 がちで髪だと思います (3月18日 7時) (レス) @page50 id: 0286e7ca09 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ - しゅき、、、、、、作者様達は神様かそれ以上ですか？？？？？？ (3月13日 19時) (レス) @page50 id: 0cfecc29b0 (このIDを非表示/違反報告)
うえ - うへへへへへへ好きですまじで (3月9日 13時) (レス) @page50 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
めい - ぐへへ(((キモ ｳﾞｳﾞﾝ 髪、間違えた。神。 (2月24日 15時) (レス) @page50 id: 16df366cc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せかんど
x他1人 | 作成日時：2016年3月2日 21時
