ホスト部の男装お嬢様（2） (ページ10)

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暫くして、環が海から上がってきた

光「殿！」

環「あいつらは」

鏡「身分証を預かって体調にお帰り頂いたよ。
女の子たちはホテルに帰った、医者は呼んであるからすぐに来てくれるだろう。
Aも、頬を殴られたようだが意識はあった。
モリ先輩とハニー先輩が部屋に連れて行ってくれ、今頃は部屋で寝ているだろう。」

環「そうか。」

ハ「大丈夫ですよ、医者なんて」

環「お前はアレか、実はハニー先輩みたいに武道の達人だったりするわけか。
女の2人で、男が何とかできるって、どうして思うわけ」

ハ「男とか女とか関係ないでしょ、それにAちゃんも居たんだし、あんな所に居合わせてそんな事考え」

環「ちょっとは考えろバカ！お前は女なんだぞ！
Aも殴られたのだろう！そのくらい危険だったってわけだ！」

ハ「迷惑かけたのは謝りますけど、それ以外で怒られる意味がわかりません。
間違ったことはしていない！」

環「そうかよ、それなら勝手にしろ。
間違いを認めるまで、お前とは口を聞かん！」

＿＿＿＿＿

夢を見た

『お父様！私絵のコンクールで一位を取りました！』

父「おお！偉いなあAは！今日は宴だな！」

お父様は私をよく褒めてくれた

兄「Aよくやった！流石は俺の妹だ」

お兄様も頭を撫でてくれた

でも

兄「Aが…次期当主？、な、何故ですかお父上」

父「お前よりAの方が優秀だった。ただそれだけだ。
学校でも成績上位維持、スポーツも絵も何もかも万能なあいつにお前は手も足も出ないだろう？」

兄「っ、でも僕は」

父「兄なら兄らしく妹を祝福してやってはどうだ。」

お兄様より私が次期当主になった
私もお兄様が当主になると思っていたから、酷く驚いた

『お兄様…？』

その日をきっかけに、お兄様は変わってしまった