ホスト部の男装お嬢様（2） (ページ11)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:861 hit

50 ページ11

『お兄様…？顔色が悪いみたいです、体調が優れないのですか？』

パシッ

私の手を振り払うお兄様

兄「俺に触るな！！慰めも同情もいらない！
出て行け、俺の部屋から出て行け！」

初めてお兄様に怒鳴られた

その日から、お兄様は私に話しかけてくれなかった

それから数ヶ月が経ってお兄様は私に話しかけてくれた

兄「A、この前はすまなかった。
よかったら今度海に行かないか？兄弟で旅行だ」

『！！いいのですか？』

兄「ああ、お父上にも許可を取ってある。」

久しぶりのお兄様の笑顔はとても嬉しかった、旅行も楽しみだった

海に行って、2人で楽しんでいた

だんだん日も暮れ、もうそろそろ上がろうとお兄様に言おうとした時だった

『お兄様、もうそろそろ＿＿』

バシャッ

顔を海に沈められた

『ッおに、い、っ』

(息ができない、！)

兄「お前のせいで！！お前などいなければ俺に当主の座が与えられたのに！！
なぜお前が！！」

意味がわからなかった

お兄様はずっと怒っていた

沈められた海の中は、何よりも恐ろしかった

怖い

し,にたくない

『だれ、か、』

＿＿＿＿＿

『……ここは』

目を開けると見知らぬ天井だった

頭がズキズキと痛み、体が重い

そうだ、僕はハルヒを＿＿＿＿

環「まだ寝てた方がいいと思うぞ、A」

横で本を読んでいたのか顔を向ける環

『何で環がここに？』

環「そりゃあお前が心配だったからだ、頭の具合は？痛むのか？」

『当たり前、痛いよ。頬も痛いし…腫れてない？これ』

環「ああ腫れているとも。…随分無理したんだな」

優しく頬を撫でる環

『…ハルヒは？』

環「ハルヒは無事だぞ！でも……」

『でも？』

環「そ、それが…ゴニョゴニョ」