表には裏があるよねってはなし

8　斎 ページ8

「ねぇ、今日会う日じゃないじゃん、」





私と茜は、放課後いつも月末に会う公園に居た。

この間、お金をもらったばかりだし

さらに上乗せなんて考えられないし

茜は、私たちが学校外で会っている事さえも

誰かに見られたくないんだから

こうして電話が来てわざわざ呼び出される理由なんて

思い付かなかった。





茜「あのさぁ、
　
　 私この間佐久間くんに蹴られたすずちゃん見て

　 思ったんだよね、、、、。

　 なんで、わたしだけ？って」

「、、、わたしだけ？」

茜「だから、なんであんたは私のこと殴ったりしておいて

　 私だけ痛い目見なきゃいけないの？ってはなし」

「それは自分が望んだんじゃないの、？

　私が茜を傷つければSnowManが助けてくれる。

　私もあの人たちから嫌われて離れることができるって」

茜「それはそうなんだけど〜

　 やっぱり変じゃん？私だけ嫌な思いするのって」





は、なにいってんの。

私だけ嫌な思い？

そんなわけないじゃん。

私も嫌な思いしてるの。

寧ろ私しかしてないの。

したくもないのに、茜のこと殴って

自分からみんなに嫌われるようなことして。

本当は一緒に居たかったのに。





茜「勘違いしないでよね、私のこといじめて

　 SnowManに入れるようには言ったけど

　 それを実行したのはすずちゃんだからね？」




何も言えなかった。

理由があるにしろ、お金をもらってしまっている。

それがずっと引っかかってこの人には逆らうことができない





茜「あんたが今、生活できて学校に行けてるのは

　 私のおかげなんだからね？

　 SnowManに会えるだけ良いと思いなさいよ」

「ご、めん、、」

茜「謝ったからってなんにも変わんないから。
　
　 もう決めてるし。

　 私があんたに今までやられた分私もやり返すって」

「な、にいって、、」

茜「あ、だからって私に手加減するのは無しね？

　 その分、すずちゃんは倍やられるからねっ？」





音符がつきそうな語尾で私ににっこりと笑いながら言った。

なんなの、。どういうこと、、、。





茜「あ、きたきた！こっちー！」





公園の入り口から1人の男の足音が聞こえた。





斎「茜様、この方ですか？」

茜「そうそう。適当に殴ったりしてくれればいいから」

斎「かしこまりました。では、遠慮なくっ！！」





その言葉の後、すぐに顎らへんを目の前の男に蹴られ

意識を失った。





ーーーーーー

おりふらについて無知で申し訳ありませんでした。

2022/11/25 20:10

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