9 ふっか ページ9
どこだろ、ここ、、、。
あ、公園か。
さっきまで明るかったのに、目を開ければ真っ暗で
状況を理解するのに時間がかかった。
茜の知り合い？っぽい人に顔面蹴られて倒れたんだっけ。
って、あれ、。私ベンチの上にいる？
倒れたのは地面だったはずだけど、、、。
ザッザッーーーーー
砂の上を歩く音が微かに聞こえてこっちに寄ってくる。
え、まだあの人いる感じ？
さすがに嫌だ。と思って目を瞑って起きていないふりをする
？「、、起きてる？」
つもりが誰かに頭を撫でられた驚きで
少し体が揺れてしまった。
目を開ければベンチの上で横になっている私と
目線が合うように目の前でしゃがんで顔を見るふっかがいた。
「ふっか、、、」
頭が働いていないせいか、思わず声が漏れる。
深「ふは、久々に呼ばれた」
「、、、なにしてるの、」
深「それはこっちのセリフなんだけど。
その顔どうした？」
話を聞けば、帰宅途中に公園で倒れている私を見つけ
とりあえずベンチで休ませていたとのこと。
「転けただけだよ、大丈夫。
、、、わっ」
この場を茜に見られたらまずい
私は仲良くしちゃダメだから。
早く帰らなきゃと上体を起こして立ち上がったまでは
良いけど、すぐにふらついてしまった。
深「危ないから座って？
転けただけでそんな顔になるわけない」
「なるよ、なる人もいる、ここにいる」
深「絶対嘘」
「嘘じゃないから、みてないじゃん」
深「あの日から、すずが言ってる言葉
全部嘘だと思ってるから俺。」
座れと言われても立ったままの私の肩に手を置いて
ずんっと下に力を入れて無理やり座らせたふっか。
そして、また私の前にしゃがんで目を合わせる。
いつぶりだろう、こんな距離でこんなに会話しているのは。
出会った時から全員私より背が高くて
1人だけ女の子だった私が怖がらないようにって
いつも目線を合わせて話してくれたのは、ふっかだった。
深「それに学校と｀はなしかた´違うけど？」
やば、完全に気を抜いてた。
いつもSnowManがいるときは茜もいたし
いじめる側なんだから強くいなきゃと思って
喋り方も冷たくしてたけど
今の私、完全に素を出してしまっている。
深「なんか理由があるんじゃないの？
すずが自分からあんなことするって信じれない」
ーーーーーーーーー
総合2位ありがとうございます！
2022/11/25 21:19
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 725人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
suttyon(プロフ) - 佐久間くんが好きなピカソさん» いつもありがとうございます。良いような悪いような役にしてしまったので担当さんからこのようなコメントいただけて嬉しいです！ (2022年12月9日 21時) (
レス) id: e426a626de (このIDを非表示/違反報告)
suttyon(プロフ) - 雪姫さん» コメントありがとうございます。最後までよろしくお願いします！ (2022年12月9日 21時) (レス) id: e426a626de (このIDを非表示/違反報告)
佐久間くんが好きなピカソ - コメント失礼します！名前の通り佐久間さん担なので苦しい思いしてる佐久間さんを見てうおおおおって心が揺さぶられました笑少しずつ元の10人に戻っていくのが嬉しくて、茜はどうなるんだろうと続きが気になって仕方ありません笑更新気長に待ってます〜！ (2022年12月5日 21時) (レス) id: 8a09725b52 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - とてもいい話です。裏切っでも、離れて行っても、話し合いもし、皆で謝り、元の10人に戻って行く。素敵ですね。感動です。続きお願いします。 (2022年12月5日 2時) (レス) @page33 id: 2fedfb09fc (このIDを非表示/違反報告)
suttyon(プロフ) - きらさん» ありがとうございます！楽しみにしててください〜☺︎ (2022年11月30日 22時) (レス) id: e426a626de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：suttyon | 作成日時：2022年11月24日 1時
