No.28 ページ29
私たちは、銃兎さんの車の中で話をしていた。
3人は優しくて、すぐに仲良くなることが出来た。
ちなみに、私は助手席、左馬刻さんと理鶯さんは後ろの席に乗っている。
左馬刻「へぇ、ゆうなはあの、夢ノ咲のプロデュース科の1号なのか。」
『はい。といっても1年目は右も左も分からない状態だったので、他のアイドルたちに迷惑をかけっぱなしでしたけどね』
銃兎「男性アイドルの中に1人だけ女性となると、色々大変だったんじゃないですか?」
『そりゃぁ、もう、普通科の女子に恨まれたり、階段から突き落とされそうになったり、ファンの人に殺されかけたり大変でしたよ』
銃兎「それは…過激ですね。」
左馬刻「やめようなんて、思わなかったのか。」
『思いませんでしたし、考えたこと無かったですね。
そうなることはある程度覚悟していたし、私、アイドルをサポートする自分の仕事に誇りを持っていて、大好きなんです。この仕事。』
理鶯「ゆうなは強いんだな。」
『いや、私は全然!』
私よりもっと強い人達を知っているから。
他人に責められて、罵倒されても、ずっと舞台に上がり続けた人とか。
それに比べたら私は弱い。
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作者名:ルナっち | 作成日時:2020年5月14日 13時