ぶつかった相手はプロデューサー！？！？ (ページ27)

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Ｎｏ．26 ページ27

左馬刻「よし、じゃあ話を聞かせてもらおうか。」

『えっと、まず…』

私は男の人達が薬ブツの取引をしていたところから、できるだけ細かく分かりやすく伝えた。

左馬刻「なるほどな…それで？お前はなんで、ヒプノシスマイクを持っているのか？違法マイクか？」

『いえ、先輩から、護衛用として頂きました。なので、違法ではないかと…』

左馬刻「その先輩の名前は何だ。」

『あの、そこは個人情報なので、言えません。』

左馬刻「あぁ？」

『す、すみません！』

銃兎「大丈夫。内密にするので、苗字だけでも教えてくれませんか？」

個人情報は教えられない。なんせ、アイドルだから。

でも、言わなければ英智先輩が疑われる危険性がある。

ごめんなさい、英智先輩…！

『わか、りました。
て、天祥院先輩、です。』

理鶯「天祥院…どこかで聞いたことがあるな。」

銃兎「おそらく、天祥院財閥だろうな。」

左馬刻「そんなお偉いさんから貰うとかお前何者だ？」

『私は彼の仕事仲間なだけです。』

左馬刻「仕事〜？お前仕事やってんのか。」

『はい、私ESのプロデューサーをやってます。今回も撮影現場の下見のためにヨコハマに来ました。』

銃兎「ESのプロデューサーということは、貴方が有名なあの、ゆうなさんですか？」

『私ってそんなに有名なんですか？』

左馬刻「あーそう言えばそんなやつの名前聞いたことあるな。」

私、普通にプロデューサーしてただけなのに。

なんで、そんな有名になってるんだろ？