No.25 ページ26
銃兎さんの車に揺られてから数十分後、
私は左馬刻さんの事務所に着いた。
銃兎「こちらです。」
左馬刻さんがいる部屋に案内された。
コンコン
ガチャ
銃兎「左馬刻。例の人を連れてきたぞ」
『失礼します。』
部屋の中にいたのは左馬刻さん、そして、
背の高い男の人がいた。
確か、理鶯さん、だっけ。
左馬刻「お前がAゆうなか。待ってたぞ。」
『はじめまして、Aゆうなです。』
左馬刻「おう。そこに座っとけ。」
『はい。』
左馬刻「コーヒー飲めるか?」
『はい、飲めます』
左馬刻さんはソファから立ち上がって、私と銃兎さんにコーヒーを出してくれた。
少し怖そうな人だけど案外優しいのかもしれない。
人間見た目じゃないな、と思っていたけど、ここで改めて感じた。
コーヒーを1杯飲んだ。
これ…
『おいしい…』
左馬刻「だろ?俺様が淹れるコーヒーは最高だからな」
私がおいしいと言うと、左馬刻さんは、ドヤ顔で答えた。
『それで、あの、お話を…』
左馬刻「おお、そうだったな。
っとその前にゆうな、お前怪我してるだろ。」
『こんなの大した事ないですよ』
左馬刻「んなわけあるか。頭から血ィ出てるやつのどこが大した事あるんだ。
理鶯。」
理鶯「承知した。」
理鶯さんはどこからか、救急箱を出した。 そこから、消毒液、包帯などを取りだした。
理鶯「少ししみるかもしれないが、我慢してくれ。」
そういうと、理鶯さんは怪我をしているところの手当をしてくれた。
『あの、ありがとうございます』
理鶯「一応できる限りの処置はするが、頭から出血しているので、頭にダメージを負っている心配があるな。」
左馬刻「話が終わったら先生んとこ連れていくつもりだ。」
『あの、病院には、自分で行くので大丈夫ですよ?』
左馬刻「お前は馬鹿か。怪我人を1人で帰らせるやつどこにいる?」
『す、すみません…』
銃兎「私の車で送っていくので大丈夫ですよ。」
『本当にありがとうございます。』
銃兎「いえ、話をきかせてもらう、お礼もありますから。」
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作者名:ルナっち | 作成日時:2020年5月14日 13時