ぶつかった相手はプロデューサー！？！？ (ページ23)

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Ｎｏ．22 ページ23

「そこのネーチャン？何をやってるんだァ？」

『あーえーっと、道に迷っちゃって…あはは…』

とりあえず誤魔化さなきゃ。

しりもちした状態から立ち上がった私はとにかく誤魔化そうとした。

「見たんだよなァ？｣

『見てません！や、やく、ぶつの取引が現場なんか見てません！』

「見てんじゃねーか！」

劇団のみんなの演技指導をたまにやるけど、こんなんじゃ出来ないわ。

「おっ、よく見るとネーチャン、可愛い顔してんねェ？どう？俺とこの後？」

いやいやいや！

この人たち大丈夫？薬ブツのやりすぎて幻覚見えてる。

とにかく逃げなきゃ。

男の人が私に触れた時、紅郎先輩から教わった護身術をやってみた。

そしたら、その男の人が見事に飛ばされた。

威力すごすぎじゃない…？

「この、女ァ！ぜってーゆるさねぇぞ！」

逆効果だった。

一応、万里くんや十座くんの喧嘩とかを見てるから、多少はやり返せる。

私は男の人達の攻撃を避け、軽くやり返す。

「チッさっさと倒れればよかったのになァ？」

そう言い、その男の人は

ヒプノシスマイクを取り出した。

この人も持っていたのか

私はマイクの攻撃をもろに受けてしまい、壁に身体をぶつけてしまった。

『っは！』

どうしよう。このままじゃ、くらい続けて気絶しちゃう。

そう思った私は、
ヒプノシスマイクを取り出した。

上手く使えるかは、わからないけど、やるしかない。

私はヒプノシスマイクを起動した。