No.2 ページ3
『何頼みますか?』
三郎「いえ、大丈夫です」
『あの書類大切なもので1枚でも無くしてたら大変だったんです!なので、そのお礼をさせてください!』
三郎「…ホットココアで」
やっぱり少し強引な人だな。
『了解です!
すみません!ホットココア1つとカフェラテ1つお願いします。』
「かしこまりました。」
『えっと、まず、急に連れてきてごめんなさい!私、頭より先に体が動くってよく、怒られちゃうんですよ〜』
彼女は少し恥ずかしながら言う。
『でも、本当に助かりました!ありがとうございました!!』
三郎「いえ、僕こそ、ぶつかってしまって、すみませんでした。」
『あ!そういえば、名前名乗ってませんでしたよね!このままじゃ、知らないおばさんが、男の子を拉致ったみたいになっちゃう』
少なくともおばさんではないと思うけど。
『私、Aゆうなと言います!あ、名刺名刺っと…こちらです!』
彼女、ゆうなさんは僕に名刺を渡してきた。
三郎「アンサンブルスクエア…ってあの、アイドルなどの?」
『知ってくれてるんですね!有名になったもんだな〜私、そこでプロデューサーやってるんです!』
こんな若い人がプロデューサー?
ん?プロデューサー…A…ゆうな
もしかして?
三郎「僕の勘違いかもしれませんけど、もしかして、夢ノ咲学院を変えたプロデューサー…ですか?」
『私は革命のお手伝いをした、単なるモブですよ〜変えたのはアイドルたち自身。なのに、なんで、そんな噂がたってるんだろ…』
三郎「やっぱり…」
僕、もしかしたらすごい人にぶつかってしまったのかもしれない。
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作者名:ルナっち | 作成日時:2020年5月14日 13時