【コラボ】学園という名の…【歌い手】 (ページ34)

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屋上で～男主視点～ページ34

『…ただいま』
そう言って扉を開けると真っ先にしゃむくんが来た

「大丈夫？いきなり出て行ったけど怪我とかしてない？」
まあしゃむくんは心配性だからね

『大丈夫、ちょっと疲れたから寮戻るね』
そう言って寮に戻ろうとすると

「あ、じゃあ柚子ちゃんも連れてって隣の部屋だから」
はあ？なんで俺が
地図は渡したなら行け…いや、案内しよう
また迷われたら困る

『あー…じゃあ行くよ』
そう言って生徒会室をあとにする
さっきから柚子の表情が冴えない
屋上に行ったこときにしてるのか？

それとも別の…

「あれ？空じゃん」
ああ、もう誰だこんな時に
と思っていたがその人物を見た瞬間その気持ちは失せた

『ろん先輩！っとひと里先輩！』
どっちもいい先輩だ
生徒会には入ってないが小学校の頃はナノと一緒に遊んでもらった

「誰…？」
やば…
柚子のこと忘れてた

「お、彼女か～？空坊」
「やるね～」
こういうこと考えるのは得意なんだよなぁ

『違います、気にしないでね』
とりあえず柚子との誤解を解く

「そ～いえばナノって生徒会室にいた？」
同級生だけあって本当に仲がいいな

『たーぶん…』
そう言うと二人は行ってしまった
俺はまた進もうとすると柚子の口から意外な言葉が出た

「屋上で何をしてたの」