54話 羅生門と虎 ページ5
芥川「今と成っては奇異なる事だが__
貴様とは孰れこうなる気がしていた」
敦「・・・Aちゃん。向こうに国木田さんがいる。鏡花ちゃんを連れて先に行ってて」
A「国木田さんが?・・・中島さんは・・・?」
敦「僕はこいつを倒してから行く。早く行くんだ」
A「・・・分かりました。絶対に、絶対に帰ってきてくださいね」
そうして私は、鏡花ちゃんを抱え走り出した。
中島さんなら大丈夫
必ず戻ってくる。
私はそう信じ、国木田さんのところに向かった。
A「国木田さん!」
国木田「Aか!無事でよかった!
敦はどうした?まさか置いてきたのか!?」
A「大丈夫です。中島さんは絶対戻ってきます。絶対に__」
しばらくして、船から落ちる人影が見えた。
芥川さんだ・・・中島さん勝ったんだね。
それから、国木田さんが中島さんを回収し、私たちは探偵社へと戻った。
本当に、中島さんが無事でよかった。
疲れた・・・
そして何やかんやあって、家に帰る途中。
突然、お母さんから電話がかかってきた。
A「なに?お母さん」
母『A、実はさっき買い物の途中、自転車で転んじゃって手首捻っちゃって・・・だから今日は外食していきなさい』
A「えっ?捻ったって、大丈夫なの?」
母『お医者さんからはしばらく安静にしてれば大丈夫って言ってたから大丈夫よ?』
A「そう・・・ならよかった。それじゃあ小春をと一緒に外食するね」
母『あぁ、小春はもう食べてきたって言ってたから大丈夫よ』
A「そう・・・分かった」
母『それじゃあね』
お母さんはそういうと、電話をきった。
A「・・・」
・・・コンビニ弁当でいっか。
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meniichan(プロフ) - 猫さん» コメントありがとうごさいます!これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (7月8日 23時) (レス) id: cbf4c75b89 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 面白いです!!!応援してます!! (7月8日 22時) (レス) @page50 id: ff465b59e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:meniichan | 作成日時:2023年4月5日 11時