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82話 剏めての御使い ページ33

数日後、



扉の前でそわそわして待っている鏡花ちゃん。

実は今、中島さんが鏡花ちゃんにとっての初めての仕事を用意してくれている。


私も鏡花ちゃんの仕事に同行するつもり。




ガチャッ


鏡花「!」


敦「仕事、貰ってきたよ」



一つの封筒を持って、部屋から出てきた中島さんを見て、瞳を輝かせる鏡花ちゃん。


そして、私たちは探偵社を出て人目のないところで、中島さんは鏡花ちゃんにあるものを手渡した。


敦「一応これ。発射式の電撃針。
今回は唯のお遣いだし危険はないと思うけど、念のための護身用に」

鏡花「お遣い?」



敦「そう、この証拠品を法廷の判事に渡す事。初めての仕事だから小口だけど、社長直々の依頼だよ。因みにこれが判事さんの顔」



中島さんから写真を受け取った鏡花ちゃんは、写真から目を離さずに答えた。



鏡花「大丈夫、必ず成功させる」


敦「気合入ってるね。最初の仕事だから?」



中島さんの問いに、鏡花ちゃんは首をふるふると横に振ると、淡々と答えた。



鏡花「最初の仕事は建物に潜入して二人殺すことだった」


敦「!」
(そうか・・・彼女はずっと)





【他者を弑す時のみ鏡花は強者だ。人を弑さねば無価値】




敦は、船上での芥川が言っていた言葉を思い出した。



鏡花「頑張るから」

A「・・・」



そう覚悟を決めた表情で、彼女は言った。

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meniichan(プロフ) - 猫さん» コメントありがとうごさいます!これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (7月8日 23時) (レス) id: cbf4c75b89 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 面白いです!!!応援してます!! (7月8日 22時) (レス) @page50 id: ff465b59e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:meniichan | 作成日時:2023年4月5日 11時

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