11話 ムチムチギャンブラー ページ12
美国「わあああ！！し、し、死体だー！！」
A「どどどどうしよう！救急車！？警察！？消防車！？」
二人が慌てている間に、恵は倒れている男の喉元に手を当てた。
恵「落ち着け。まだ死体じゃない」
A「えっ？本当？」
美国「なんだ〜、死体じゃないのか」
ねちょ
恵「うわっ！何か手にくっついた！」
A「なんだろう？この白いの･･･とりあえず、綺麗にしてあげよう！」
恵「そうだな。さすがにこのままにしておくと可哀想だ」
そうして、Aが男の頭を膝に乗せて、恵が持っていたウェットティッシュで白い液体がついてる部分だけを拭いて、乱れた服を着直してやった。
その間美国は男をしばらく見つめた後、何かを思い出したのか急に立ち上がった。
美国「分かったぞ！？」
A「え？何が分かったの？」
美国「昨日、テレビで宇宙人の特集番組がやってたんだ！」
恵「それがどうしたんだ？」
美国「こいつは、宇宙人に襲われたんだ！この白い液体は宇宙人の体液だ！」
A「えええ！？」
恵「マジか！？」
美国「このままにしておけば、また宇宙人による犠牲者が出る。犠牲者が増える前にアタイらMORUMORUが宇宙人を捕まえるぞ！」
「･･･ん〜･･･」
宇宙人の話しで盛り上がってきた時、男が目を覚ました。
美国「あ！目が覚めたみたいだな！」
恵「おい、大丈夫か？何処か痛くないか？」
「えっ･･･うおっ！！」
3名の幼女のドアップに驚き、男は思わず飛び起きた。
「なななな！なんだお前ら！」
美国「アタイらはMORUMORU！世界征服を目的とするアキハバラディビジョンの侵略者だ！」
「は？」
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作者名：meniichan | 作成日時：2022年10月8日 5時
