44話 真紅の暴君 ページ45
エース「たかがタルトを盗み食いしただけで魔法封じされるのはおかしくね!?」
「盗み食いはダメですよ」
エース「3ホールもあったんだぞ!?絶対1人じゃ食い切れねーだろ!心が狭いにもほどがあるでしょ!」
「はは・・・」
確かにそれだけのことで魔法を封じられるのはやりすぎな気がしますけど・・・
エース「なんだよその煮え切らない反応〜!」
グリム「3ホールもあっならパーティー用かもしれないんだゾ。誰かの誕生日とか」
「だとしたら、怒るのは当然ですね」
エース「うっ・・・」
図星を突かれ目を逸らすエースさん。
エース「オレ、ユウなら絶対に寮長が横暴だって言ってくれると思ってたんだけどぉ?」
「まぁ・・・確かに横暴ですけど」
エース「だろ?」
「盗み食いをしたあなたも悪いと思います」
エース「・・・」
「明日寮長に謝りに行きましょう?」
そう言うと、エースさんは渋々と「わかった・・・」と答えました。
エース「・・・ユウが提案したんだから一緒に来いよな」
「はいはい」
なんでしょう、まるで子供の相手をしてるような気分です。
エース「じゃ、とりあえず今日どこで寝ればいい?」
グリム「オメー、本当に泊まる気か。オレ様とユウの部屋以外はまだどの部屋も埃だらけなんだゾ。寝るなら自分で掃除しろ」
エース「げっ、掃除とか絶対やだ。ユウ〜、部屋に泊めてよ。オレ、スマートだから幅取らないしさ。ねっ」
「談話室のソファへどうぞ」
ニコッと笑顔でそう言うと、ぶすっと拗ねるエースさん。
エース「ケチ」
一緒のベッドで寝るのは色々と問題ですから。
エース「いいですよ〜。1人寂しく談話室のソファーで寝ますよーだ。おやすみ!」
そう言うと、エースさんはソファに寝転がりました。
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meniichan(プロフ) - コメントありがとうございます!これからも頑張って行きますので、よろしくお願いします! (2020年8月15日 9時) (レス) id: 4d28e4eef1 (このIDを非表示/違反報告)
サマー・ルナ(プロフ) - 人類は衰退しましたとのクロスオーバー、とっても面白いです! (2020年8月13日 23時) (レス) id: bcb04ca200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:meniichan | 作成日時:2020年6月20日 0時